AFP資格の継続教育研修とは?
AFP資格の継続教育研修とは、認定条件のひとつである「継続的に最新の知識とスキルを学んでいること」という要件を満たすために、AFP認定者が定期的に受講しなければならない研修です。
AFP認定者は定められた継続教育期間内(2年間)に継続教育単位を取得し、資格の更新手続きを行わなければなりません。
- FP実務と倫理
- 金融資産運用設計
- 不動産運用設計
- ライフプランニング・リタイアメントプランニング
- リスクと保険
- タックスプランニング
- 相続・事業承継設計
- 合計15単位以上
- 「FP実務と倫理」を1単位以上
- 「FP実務と倫理」を含む3課目以上
上記の継続教育単位の取得方法に関しては、FPジャーナル継続教育テストや継続教育研修などを受講・修了する他に、FPとしての執筆活動や講師活動、勉強会への参加、CFP試験の合格などいろんな方法があります。
- 研修の受講
- FPジャーナル継続教育テスト
- FP実務と倫理テスト
- 継続教育研修(承認番号のある講座)
- 協会が認める研修(承認番号のない講座)
- CFP試験対策講座
- 「FPフェア」のエデュケーショナル・セッション
- 継続教育研修会(協会ブロック・支部主催)
- FPとして行った執筆活動(※単位数の上限あり)
- FPとして行った講師活動(※単位数の上限あり)
- 協会が承認したスタディ・グループにおける勉強会(※単位数の上限あり)
- その他
- CFP試験の科目合格
- CFP試験の全科目合格
講師に挑戦したり勉強会に参加することも大変有意義ですが、資格を更新することに主眼をおいて費用対効果を考えますと、継続教育研修を受講するのが一番安上がり&手続きも簡単なのでおすすめです。
AFPの継続教育研修 最安ランキング(2024年度版)
AFP資格の更新にあたって、各認定教育機関が行う「認定教育研修」やFP協会が行う「FPジャーナル継続教育テスト」を受講した場合にかかる費用を安い順に一覧にまとめました。
サービス名(講座名) | 金額(税込) | |
---|---|---|
1位 | 資格対策ドットコム | 2,640円 |
2位 | FPK研修センター | 2,700円 |
3位 | FP市場 | 3,300円 |
4位 | FPジャーナル | 4,950円 |
第1位:資格対策ドットコム
AFPの継続教育研修は、「資格対策ドットコム」が上記5社の中で最安(1位)になります。
私もAFP資格の更新時に利用しましたが、申し込んだその日に研修を修了することができ、使い勝手も良かったです。最安価格でサクッと終わらせたい方におすすめです。
第2位:FPK研修センター
2位の「FPK研修センター」は、約11か月ごとに問題の内容が更新されるため、1年の有効期間中に最大30単位を取得することができます。
例えば…今期の継続教育期間が終わる半年前に申し込みをして15単位を取得し、「次期の継続教育期間が始まってから半年以内」かつ「問題の内容が更新されたあと」にさらに15単位を取得すれば、今期と次期の2回分の継続教育研修を2,700円で受講することができます。
つまり、日程をうまく調整すれば1回分の費用は1,350円(=2,700円÷2回)となるため、最安ランキング1位の「資格対策ドットコム」よりも安く更新できる計算になります。
第3位/第4位:FP市場/FPジャーナル(継続教育テスト)
3位の「FP市場」については、可もなく不可もなくといったところです。金額面・サービス面でのアピールポイントが特に無いため、積極的におすすめすることができません。
4位の「FPジャーナル(継続教育テスト)」は、AFP資格の認定団体である日本FP協会が自ら主催するテストです。
公式サイトのマイページで解答する場合とハガキを使って解答する場合の2パターンがあり、上記の4,950円というのはマイページで解答した場合の費用(@990円×5回)で、ハガキを使って解答した場合は5,500円(=@1,100円×5回)になります。
受講費用はAFPの年会費の支払い用として指定している銀行口座から自動振替されるので、クレジットカードを持っていない・ネット上ではあまり使いたくないという方には(ちょっと割高になりますが)おすすめです。
AFP資格の更新手続きの流れ
私が実際にAFP資格を更新したさいの手続きの流れをご紹介いたします。
まずは、FP協会の「Myページ」にアクセスして、自分の「継続教育単位の取得状況」と「継続教育期間」を確認しましょう。
この時点ではAFP資格の更新に必要な3つの条件を満たしていないため、資格状況ページの資格更新条件欄は「未完了(0/3)」となっています。また、取得単位の記録と確認ページの協会承認講座単位状況欄は空欄になっています。
次に、更新手続きに必要な継続教育単位を取得しましょう。いろんな方法がありますが、FP試験ナビでは継続教育研修の受講をおすすめしています。
研修が無事に修了すると、認定教育機関から継続教育研修受講証明書が発行されます。FP協会の「Myページ」の「取得単位の記録と確認/更新手続」にアクセスし、「承認番号」と「修了日」を入力して各自で単位の申請を行いましょう。
申請手続きが終わったら、処理が完了するまで少し待ちましょう。半日~1日ぐらい時間をあけて、再度、FP協会の「Myページ」にアクセスして、自分の「継続教育単位の取得状況」を確認しましょう。
申請がきちんと処理されて、AFP資格の更新に必要な3つの条件を満たした場合は、資格状況ページの資格更新条件欄は「完了(3/3)」という表示に切り替わります。
また、取得単位の記録と確認ページの協会承認講座単位状況欄には、申請した継続教育研修の詳細が記載されます。
AFPに関しては、ここまでの作業を行うことで資格更新の手続きが完了します。
CFPに関しては、ここまでの作業に加えて「CFP約定書の宣誓」や「ライセンスカード用写真の提出」などの手続きが別途必要になります。
この手続きの詳細については、継続教育期間の終了日2か月前に送られてくる「CFP更新手続き書類」をご確認ください。