AFP・CFP

AFPの研修(認定研修・継続教育研修)情報

AFPとは

AFPとは、アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー(Affliated Financial Planner)の英単語の頭文字をとった略語で、FP協会が実施・認定しているファイナンシャル・プランニングに関する民間資格です。

また、以下の3つの条件を満たし、FP協会に「ファイナンシャル・プランニングに関する知識を有し、継続的に最新の知識とスキルを学んでいる」と認定された者をAFP認定者といいます。

AFPの認定要件
  • FP2級に合格していること
  • AFP認定研修を修了していること
  • FP協会の会員であること

本ページではまず、2つめの条件の「AFP認定研修」の詳細をご紹介いたします。

AFPの認定研修

上述のとおり、AFP認定者になるためにはAFP認定研修を受講・修了する必要がありますが、AFP認定研修にはいくつか種類があります。

4種類のAFP認定研修
  • 基本課程:FP3級に合格していない人が対象
  • 3級課程:FP3級の講座を受講・修了した人が対象
  • 技能士課程:FP2級・FP1級に合格している人が対象
  • 税理士課程:税理士協会または公認会計士協会に登録している人が対象

基本課程・3級課程にはFP3級やFP2級の試験対策講座が含まれているため、修了までの期間が長く、受講料も技能士課程より高額です。

よって、多くの受験生はFP3級・FP2級を独学で突破し、FP2級の合格後にAFP認定研修の技能士課程を受講します。

管理人も「FP3級独学合格(2015年1月)→FP2級独学合格(2015年5月)→AFP認定研修(2015年7月)」という順番で学習を進めました。

AFPの認定研修(技能士課程)
受講形式 主に通信講座
(WEBやDVDなど)
受講料 数千円~数万円
(※教育機関により異なる)
修了要件 提案書の提出

技能士課程の受講形式は通信講座がほとんどです。申込後に送られてくる教材を使って受講し、最後に提案書を作成・提出して修了となります。

技能士課程の受講料は教育機関やコースによって異なりますが、おおむね数千円~数万円ぐらいです。ちなみに、管理人はTACのAFP認定研修講座(通信)を受講しましたが、受講料は22,600円でした。

TACのFP講座の会員証

AFP認定研修の修了要件は、提案書を作成・提出することです。いちおう100点満点中60点以上得点することが修了の要件となっており、60点に満たない場合は不足分の追加や再提出を求められます。

提案書なんか作ったことがないから不安…という方も多いと思いますが、FP協会に提案書作成用のツールが用意されていますし、よっぽどひどい内容でなければ1回の提出で修了できますので、過度に心配する必要はありません。

なお、無事に修了すると「AFP認定研修修了証明書」が発行されます。

AFP認定研修修了証明書

AFPの登録手続きと入会金・年会費

AFPの認定研修を修了したら、AFP認定者の登録手続きに進むことができます。オンラインまたは郵送で必要書類を提出しましょう。

AFP認定者の入会金は10,000円、年会費は12,000円です(※どちらも非課税)。なお、一定の条件を満たす場合は学生割引制度(入会金免除・年会費半額)を利用することができます。

AFP認定資格の維持費(※通常)
  • 1年目:入会金10,000円+年会費12,000円=22,000円
  • 2年目以降:年会費12,000円
AFP認定資格の維持費(※学割制度の対象者)
  • 1年目:入会金0円+年会費6,000円=6,000円
  • 2年目以降:年会費6,000円

AFPの継続教育研修

ここからはAFPの認定研修を受けてAFP認定者になったあとの話しです。

AFPは「継続的に最新の知識とスキルを学んでいること」が認定の条件のひとつなので、2年ごとに資格を更新する必要があります。

具体的には、FP協会が指定する科目数(必須科目「FP実務と倫理」+2科目以上)および単位数(15単位以上)の条件を満たしたうえで、AFP資格の更新手続きを行います。

AFPの更新要件
  • AFPの継続教育研修:必須科目「FP実務と倫理」を1単位以上+その他の科目を2科目以上かつ15単位以上
  • CFPの継続教育研修:必須科目「FP実務と倫理」を2単位以上+その他の科目を2科目以上かつ30単位以上

単位の取得方法に関しては、継続教育研修を受講・修了する他に、FPジャーナル継続教育テストを受ける、FPとして執筆活動や講師活動をする、勉強会に参加する、CFP試験に合格する…などいろんな方法があります。

講師に挑戦したり勉強会に参加することも大変有意義ですが、AFP資格を更新することに主眼をおいて費用対効果を考えると、継続教育研修を受講するのが一番安上がり&手続きも簡単なのでおすすめです。

AFPの継続教育研修
受講形式 主にWEB講座
受講料 3,000円~5,000円
(※実施機関により異なる)
修了要件 修了テストに合格
田口先生1
田口先生
AFPの認定を受けるために受講する研修が「認定研修」で、(AFPに認定されたあとに)AFP資格を更新するために定期的に受講する研修が「継続教育研修」です。混同しないように気をつけましょう。

AFP認定者数

AFP認定者数の推移は以下のとおりです(※CFP認定者数はこちら)。

2012年から2016年ぐらいまでは増えたり減ったりで足踏み状態が続いていましたが、2017年以降は(以前ほどではありませんが)安定的に増加しています。

なお、AFP認定者とは「FP2級に合格」「AFP認定研修を受講・修了」「FP協会に入会」の3つの条件を満たし、FP協会に登録申請をして受理された方を指します。

3つの条件を満たしていない方や、3つの条件を満たしていても登録の申請をしていない方は以下の表の数に含まれていません。

AFP認定者数の推移
集計日 認定者数 前回比
2024年1月1日
(最新)
159,853人 ▲2,288人
2023年1月1日 162,141人 ▲1,988人
2022年1月1日 164,129人 +1,103人
2021年1月1日 163,026人 +1,999人
2020年1月1日 161,027人 +1,116人
2019年1月1日 159,911人 +1,485人
2018年1月1日 158,426人 +3,711人
2017年1月1日 154,715人 +296人
2016年1月1日 154,419人 +125人
2015年1月1日 154,294人 ▲1,002人
2014年1月1日 155,296人 +424人
2013年1月1日 154,872人 +784人
2012年1月1日 154,088人 +4,741人
2011年1月1日 149,347人 +6,612人
2010年1月1日 142,735人 +5,505人
2009年1月1日 137,230人 +6,530人
2008年1月1日 130,700人 +6,407人
2007年1月1日 124,293人 +3,701人
2006年1月1日 120,592人 +364人
2005年1月1日 120,228人 ▲4,365人
2004年1月1日 124,593人 +2,800人
2003年1月1日 121,793人 +14,410人
2002年1月1日 107,383人 +22,809人
2001年1月1日 84,574人 +17,585人
2000年1月1日 66,989人 +33,493人
1999年1月1日 33,496人 +15,188人
1998年1月1日 18,308人

AFPに関するQ&A

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