「FP3級の学科試験・実技試験」の受験者数と合格率のデータをまとめました。データ集計期間は、2007年5月試験から2021年1月試験までの42回分です。

FP3級全体の受験者数データ

 FP3級の全体の受験者数は、数年単位で増えたり減ったりを繰り返しています。

 2020年度は新型コロナウイルスの影響で5月試験が中止になってしまったため、その分だけ受験者数が減っていますが、全体的にはゆるやかな増加傾向にあります。

学科試験の年度別受験者数

 2010年度の試験から金財だけでなくFP協会でもFP3級を受験できるようになりました。

 2011年度のFP協会と金財の受験者数の比率は「1:5.53」とかなり開きがありましたが、2020年度の同比率はほぼ「1:1」で並びました。

 依然として金財よりもFP協会の伸び率のほうが高いため、2021年度にはこの比率が逆転し、金財<協会という状況になりそうです。

 なお、3級の学科試験の問題はFP協会・金財で共通です。配点箇所・合格点も同じですので、どちらで受験しても変わりはありません。

FP協会 学科試験 受験者数データ

金財 学科試験 受験者数データ

実技試験の年度別受験者数

  • FP協会:資産設計提案業務
  • 金財1:個人資産相談業務
  • 金財2:保険顧客資産相談業務

 2011年度のFP協会・金財1・金財2の受験者数の比率は「1:3.44:3.19」と、FP協会と金財の2つとの間には3倍以上の開きがありました。

 しかし、受験生が金財からFP協会に流出し続けた結果、2016年度にはFP協会が頭ひとつ抜ける形になり、2017年度以降はさらにその差を広げています。

 2020年度のFP協会・金財1・金財2の受験者数の比率は「1:0.50:0.68」になっています。

FP協会 実技(資産) 受験者数データ

金財 実技(個人) 受験者数データ

金財 実技(保険) 受験者数データ




FP3級全体の合格率データ

学科試験の合格率

 上述のとおり学科試験の出題内容・配点箇所は共通にもかかわらず、両者の合格率には結構な差があります。

 直近3年分のデータを集計しますと…FP協会の平均合格率が80.23%なのに対して、金財の平均合格率は60.08%と約20ポイントの差があります。

試験日 FP協会の合格率
(①)
金財の合格率
(②)
合格率の差
(①-②)
2021年1月 87.92% 63.76% 24.16%
2020年9月 89.64% 69.28% 20.36%
2020年1月 85.34% 65.43% 19.91%
2019年9月 78.09% 62.77% 15.32%
2019年5月 69.07% 42.76% 26.31%
2019年1月 74.09% 51.92% 22.17%
2018年9月 78.63% 61.64% 16.99%
2018年5月 78.92% 57.85% 21.07%
2018年1月 80.33% 65.34% 14.99%
平均 80.23% 60.08% 20.15%

FP協会 学科試験 合格率データ

金財 学科試験 合格率データ

実技試験の合格率

  • FP協会:資産設計提案業務
  • 金財1:個人資産相談業務
  • 金財2:保険顧客資産相談業務

 学科試験と同様に、実技試験の合格率にも結構な差があります。

 直近3年分のデータを集計しますと…FP協会の平均合格率が85.48%なのに対して、金財1・2の平均合格率は49.49%と約36ポイントの差があります。

試験日 FP協会の合格率
(①)
金財1・2の平均合格率
(②)
合格率の差
(①-②)
2021年1月 86.53% 57.33% 29.20%
2020年9月 88.04% 45.74% 42.30%
2020年1月 79.45% 49.21% 30.24%
2019年9月 79.48% 44.38% 35.10%
2019年5月 86.42% 49.61% 36.81%
2019年1月 83.38% 47.77% 35.61%
2018年9月 86.50% 42.90% 43.60%
2018年5月 90.47% 53.45% 37.02%
2018年1月 89.07% 55.06% 34.01%
平均 85.48% 49.49% 35.99%

FP協会 実技(資産) 合格率データ

金財 実技(個人) 合格率データ

金財 実技(保険) 合格率データ

FP協会と金財のどちらを受験すべき?

 FP3級は「FP協会」か「金財」のどちらか好きなほうを選んで受験することができ、かつ、どちらで合格しても「FP3級 合格」には変わりはありません。

 ただ、上述のとおり学科試験・実技試験ともに合格率に大きな差があり、ほぼ全ての試験回の合格率が「FP協会>金財」という結果になっています。

 よって、会社の指示や個人的なこだわりが無ければ、平均合格率の高いFP協会を受験することをおすすめいたします。