2018年9月試験

FP2級 学科試験 2018年9月 問19(過去問解説)

四択問題

分野:リスク

第三分野の保険や特約の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. ガン保険では、ガンによる入院により被保険者が受け取る入院給付金については、支払日数の上限はない。
  2. 先進医療特約では、契約時点において厚生労働大臣により定められていた先進医療が給付の対象となり、契約時点より後で厚生労働大臣により定められた先進医療については、給付の対象とならない。
  3. 公的介護保険では、介護サービスなどの現物給付が行われ、民間の保険会社の介護保険では、一時金や年金などの現金給付が行われる。
  4. 特定(三大)疾病保障保険では、保険期間中に所定の状態と診断され、特定(三大)疾病保障保険金が支払われた場合、当該保険契約は終了する。



解答

2

解説

1.は適切。ガン保険の入院給付金は、入院初日から日数無制限で支払われます。一般の医療保険の日数制限と混同しないように気をつけましょう。

2.は不適切。先進医療特約の対象となる先進医療は、先進医療を受けた時(=療養を受けた日)に厚生労働大臣が承認しているものです。

よって、保険契約時に承認されていなかった先進医療でも、先進医療を受ける時までに承認されていれば先進医療特約の対象になりますし、逆に、保険契約時に承認されていた先進医療でも、先進医療を受ける時に指定から外れていた場合は先進医療特約の対象になりません。

3.は適切。傷病手当金や出産手当金なども現金給付のひとつです。

4.は適切。なお、保険期間中に被保険者が死亡した場合は、死亡原因に関係なく死亡保険金が支払われます。

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