四択問題
分野:タックス
所得税における各種所得に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 給与所得の金額は、「(給与等の収入金額-給与所得控除額)×2分の1」の算式により計算される。
- 退職所得の金額(特定役員退職手当等に係るものを除く)は、「(退職手当等の収入金額-退職所得控除額)×2分の1」の算式により計算される。
- 公的年金等以外のものに係る雑所得の金額は、「(公的年金等以外の雑所得に係る総収入金額-必要経費)×2分の1」の算式により計算される。
- 一時所得の金額は、「(一時所得に係る総収入金額-その収入を得るために支出した金額の合計額-特別控除額)×2分の1」の算式により計算される。
解答
2
解説
1.は不適切。給与所得の金額は、「給与等の収入金額-給与所得控除額」の算式により計算されます。
2.は適切。退職所得は退職所得を計算するさいに2分の1を乗じますが、一時所得は他の所得と合算するさいに2分の1を乗じます。両者を混同しないように気をつけましょう。
- 退職所得:退職所得を計算するさいに2分の1を乗じる
- 一時所得:一時所得を計算したあとに、他の所得と合算するさいに一時所得に2分の1を乗じる
3.は不適切。公的年金等以外のものにかかる雑所得の金額は、「公的年金等以外の雑所得に係る総収入金額-必要経費」の算式により計算されます。
なお、公的年金等にかかる雑所得の金額は、「公的年金等の総収入金額-公的年金等控除額」の算式により計算されます。あわせて押さえておきましょう。
4.は不適切。一時所得の金額は、「一時所得に係る総収入金額-その収入を得るために支出した金額の合計額-特別控除額」の算式により計算されます。
なお、一時所得は、その所得金額の2分の1を給与所得などの他の所得の金額と合算して総所得金額を計算します。
FP2級 過去問解説 全問リスト
【試験回別】過去問解説
FP2級 過去問解説