四択問題
分野:リスク
傷害保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとする。
- 普通傷害保険の保険料率は、被保険者の年齢や性別、職種による差異はない。
- 家族傷害保険では、記名被保険者またはその配偶者と生計を共にする別居の未婚の子は被保険者となる。
- 海外旅行傷害保険では、日本を出国してから帰国するまでの間の事故によって被った損害を補償の対象としており、国内移動中の事故によって被った損害は補償の対象とならない。
- 国内旅行傷害保険では、旅行中に発生した地震および地震を原因とする津波によるケガは補償の対象となる。
解答
2
解説
1.は不適切。普通傷害保険は、被保険者の年齢や性別による差異はありませんが、職業による差異があります。
ケガをする可能性の高い職業の保険料は高く、逆にケガをする可能性の低い職業の保険料は安く設定されています。
2.は適切。家族傷害保険は、被保険者だけでなく配偶者や子供など対象となる家族全員のケガに備えて入る保険です。
「家族」の範囲は、被保険者・配偶者・生計を共にする同居親族はもちろんのこと、生計を共にする別居の未婚の子(ex.大学進学のために実家を出て一人暮らししている学生など)も含まれます。
3.は不適切。海外旅行傷害保険は、海外に行くために家を出てから帰ってくるまでの間の傷害を補償する保険です。
よって、日本を出国してから帰国するまでの間の事故によって被った損害が補償の対象になるのはもちろん、国内移動中の事故によって被った損害も補償の対象になります。
4.は不適切。国内旅行傷害保険は、交通事故や旅行中の食事を原因とする細菌性食中毒は補償の対象になりますが、病気や旅行中に発生した地震、噴火またはこれらによる津波によるケガは補償の対象になりません。
普通傷害保険 | 国内旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険 | |
---|---|---|---|
交通事故などの不慮の事故(国内) | ◯:対象 | ◯:対象 | - |
交通事故などの不慮の事故(海外) | ◯:対象 | - | ◯:対象 |
細菌性・ウイルス性の食中毒 | ×:対象外 | ◯:対象 | ◯:対象 |
地震・噴火・津波を原因とする傷害 | ×:対象外 | ×:対象外 | ◯:対象 |
病気 | ×:対象外 | ×:対象外 | ◯:対象 |
自殺 | ×:対象外 | ×:対象外 | ×:対象外 |
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