FP2級 学科試験 2017年9月 問38（過去問解説）

四択問題

旅館業を営むX社が受け取る次の金銭のうち、消費税の課税対象とされるものとして、最も適切なものはどれか。

1. 旅館に宿泊した者から受け取った宿泊料
2. 旅館に火災が発生して損害保険会社から受け取った保険金
3. X社が所有している上場株式から受け取った配当金
4. X社が新たに従業員を採用して受け取った特定求職者雇用開発助成金

解答

1

解説

1.は適切。消費税は、国内において事業者が事業として対価を得て行う資産の譲渡や貸付け、役務の提供が課税の対象になります。

2.は不適切。損害保険会社から受け取った保険金は、対価として支払われるものではないので、消費税の課税対象になりません。

3.は不適切。上場株式から受け取った配当金は、株主の地位に基づいて支払われるものなので、消費税の課税対象になりません。

4.は不適切。特定求職者雇用開発助成金などの補助金は、対価として支払われるものではないので、消費税の課税対象になりません。

参考・課税の対象とならないものの具体例（国税庁）

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