四択問題
分野:リスク
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 保証期間付終身年金では、保証期間中に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合には、年金継続受取人が保証期間満了まで年金を受け取ることができる。
- 保証期間付終身年金の保証期間部分の年金額を一括して受け取った場合、その一時金は雑所得として課税対象となる。
- 確定年金では、年金支払開始後10年、15年など契約時に定めた期間中は、被保険者の生死にかかわらず年金を受け取ることができる。
- 確定年金では、年金支払開始日前に被保険者が死亡した場合、契約時に定めた年金年額に受取予定年数を乗じた額を死亡給付金として受け取ることができる。
解答
4
解説
1.は適切。保証期間付き終身年金は、保証期間中は生死に関係なく年金を受け取ることができ、保証期間後も生存している間はずっと年金を受け取ることができます。
よって、保証期間中に被保険者が死亡した場合は、被保険者の相続人が残りの保証期間に対応する年金または一時金を受け取ることができます。
2.は適切。保証期間部分の繰上げ請求により受け取った一時金は雑所得に分類されます。
参考・保証期間付終身年金契約に基づく年金の繰上受給(国税庁)
3.は適切。確定年金は被保険者の生死に関係なく、一定期間、年金を受け取ることができるタイプの個人年金保険です。
4.は不適切。確定年金では、年金支払開始日前に被保険者が死亡した場合、死亡するまでに払い込んだ保険料相当額を死亡給付金として受け取ることができます。
FP2級 過去問解説 全問リスト
【試験回別】過去問解説
FP2級 過去問解説