2018年1月試験

FP2級 学科試験 2018年1月 問25(過去問解説)

四択問題

分野:金融

下記<資料>から求められるPER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)に基づく、A社株式とB社株式の株価の比較評価に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、A社とB社の業種および事業内容は同一の分類であるものとする。

問題資料
  1. PERではA社の方が割安、PBRではB社の方が割安と評価できる。
  2. PERではB社の方が割安、PBRではA社の方が割安と評価できる。
  3. PERおよびPBRのいずれにおいても、A社の方が割安と評価できる。
  4. PERおよびPBRのいずれにおいても、B社の方が割安と評価できる。



解答

4

解説

PERは「株価が1株あたり当期純利益の何倍であるか」を示す指標です。数値が小さければ小さいほど割安と評価されます。

一方、PBRは「株価が1株あたり純資産の何倍であるか」を示す指標です。PERと同様に、数値が小さければ小さいほど割安と評価されます。

  • PER・PBRの計算式
  • PER(株価収益率)=株価÷1株あたり純利益
  • PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株あたり純資産
  • A社のPER・PBR
  • PER(株価収益率)=500円÷@50円=10倍
  • PBR(株価純資産倍率)=500円÷@125円=4倍
  • B社のPER・PBR
  • PER(株価収益率)=350円÷@70円=5倍
  • PBR(株価純資産倍率)=350円÷@175円=2倍

よって、PERおよびPBRのいずれにおいてもB社の方が割安と評価できます。

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