2018年9月試験

FP3級 学科試験 2018年9月 問47(過去問解説)

三択問題

分野:タックス

定年退職により退職金を受け取ったことによる退職所得の金額の計算上、収入金額から控除する退職所得控除額は、勤続年数が20年以下である場合、勤続年数に【?】を乗じて計算する。なお、計算した金額が80万円に満たない場合には、80万円となる。

  1. 20万円
  2. 40万円
  3. 60万円



解答

2

解説

勤続年数が20年以下の退職所得控除額を計算するさいには、勤続年数に1年あたり40万円を乗じて計算します。

  • 勤続年数1年の退職所得控除額:80万円(最低限度額80万円>@40万円×1年)
  • 勤続年数5年の退職所得控除額:200万円(=@40万円×5年)
  • 勤続年数10年の退職所得控除額:400万円(=@40万円×10年)

なお、勤続年数が20年超の場合は、勤続年数を「20年」と「20年超」の部分に分けたうえで、「20年」には1年あたり40万円、「20年超」の年数には1年あたり70万円を乗じて、最終的に2つの金額を合算します。

  • 勤続年数25年の退職所得控除額:1,150万円(=@40万円×20年+@70万円×5年)
  • 勤続年数30年の退職所得控除額:1,500万円(=@40万円×20年+@70万円×10年)

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