FP2級 学科試験 2016年5月 問51（過去問解説）

四択問題

親族等にかかる民法の規定に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1. 親族とは、6親等内の血族、配偶者および4親等内の姻族をいう。
2. 特別養子縁組が成立した場合、原則として養子と実方の父母との親族関係は終了する。
3. 協議上の離婚をした者の一方は、相手方に対して財産の分与を請求することができる。
4. 未成年者が婚姻をするには、父母の一方が同意しない場合、他の一方の同意だけで足りる。

解答

1

解説

1.は不適切。親族とは、6親等内の血族、配偶者および3親等内の姻族をいいます。

参考・親族の範囲（東京海上日動火災保険）

2.は適切。養子には「普通養子」と「特別養子」の2種類があります。

3.は適切。民法768条で「協議上の離婚をした者の一方は、相手方に対して財産の分与を請求することができる。」と定められています。

参考・民法第768条（Wikibooks）

4.は適切。民法737条で「未成年の子が婚姻をするには、父母の同意を得なければならない。父母の一方が同意しないときは、他の一方の同意だけで足りる。」と定められています。

参考・民法第737条（Wikibooks）

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