四択問題
分野:金融
わが国における不動産投資信託(以下「J-REIT」という)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- J-REITは契約型投資信託に分類され、受益者は不動産から生じる賃料収入や不動産の入替えに伴う転売益などを原資として分配金を受け取る。
- J-REITの投資対象は、国内外の不動産のほか、国内外に上場している不動産会社の株式およびこれらの不動産会社が発行する社債である。
- 上場されているJ-REITは、上場株式と同様に、成行注文や指値注文によって取引することができる。
- 個人が受け取るJ-REITの分配金は、上場株式の配当金と同様に、確定申告することにより配当控除の適用を受けることができる。
解答
3
解説
1.は不適切。投資信託には「会社型投資信託」と「契約型投資信託」の2つがあります。J-REITはすべて会社型投資信託に分類されます。
2.は不適切。J-REITの投資対象は「現物不動産」と「不動産信託受益権」です。不動産会社の株式およびこれらの不動産会社が発行する社債は、投資対象になりません。
3.は適切。J-REITやETF(上場投資信託)は、上場株式と同様に証券取引所を通じて取引され、成行・指値による注文や信用取引も可能です。
4.は不適切。上場株式の配当金は、総合課税を選択した場合に配当控除を受けることができますが、J-REITの分配金は二重課税されていないため配当控除の対象外になっています。
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