四択問題
分野:ライフ
労働者災害補償保険(以下「労災保険」という)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 労災保険の適用を受ける労働者には、雇用形態がアルバイトやパートタイマーである者は含まれない。
- 労災保険の適用事業所の事業主は、その営む事業の規模にかかわらず、労災保険の特別加入者の対象となる。
- 日本国内の継続事業を行う事業主から派遣されて海外で就業する者は、労災保険の特別加入者の対象となる。
- 労災保険の保険料を計算する際に用いる保険料率は、事業の種類にかかわらず、一定である。
解答
3
解説
1.は不適切。労災保険は(雇用形態にかかわらず)雇用されているすべての労働者が対象になります。よって、アルバイトやパートタイマー、日雇い・外国人労働者なども含まれます。
2.は不適切。事業主は、原則として労災保険の対象になりません。
ただし、一定の要件を満たす場合に限り労災保険に任意加入することができます。この制度を特別加入制度といいます。
なお、上記の「一定の要件」にはいくつか種類がありますが、タクシー運転手や大工の一人親方、労働者数が一定数以下の中小企業の事業主などです。大企業の事業主は対象になりません。
3.は適切。上記の他に、海外派遣者も特別加入制度の対象者になります。
4.は不適切。労災保険の保険料率は業種によって異なります。
例えば…危険度が相対的に高い「金属鉱業」は1,000分の88(=8.8%)、危険度が相対的に低い「金融業」は1,000分の2.5(=0.25%)になっています。
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