四択問題
分野:リスク
保険法に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 保険契約者または被保険者になる者は、生命保険契約の締結に際し、保険会社から告知を求められた事項以外に保険事故の発生の可能性に関する重要な事項があれば、その者が自発的に判断して事実の告知をしなければならない。
- 保険契約者が民法所定の方式に従った遺言により死亡保険金受取人の変更をしていたとしても、その遺言によって、保険金受取人の変更をすることはできない。
- 被保険者と保険契約者が異なる傷害疾病定額保険契約は、給付事由が傷害疾病による死亡のみである場合は当該被保険者の同意がなくても、その効力を生ずる。
- 保険法における告知制度や保険金の支払時期等に関する規定よりも保険契約者等(保険契約者、被保険者、保険金受取人)に不利な内容の約款の定めは、海上保険契約等適用除外となる保険契約を除き、無効とされる。
解答
4
解説
1.は不適切。保険契約者または被保険者になる者は、生命保険契約の締結にさいし、保険会社から告知を求められた事項についてのみ回答すれば足ります。聞かれていないことを自発的に回答する必要はありません。
2.は不適切。保険法第44条にて「保険金受取人の変更は、遺言によっても、することができる。」と定められています。
3.は不適切。被保険者と保険契約者が異なる傷害疾病定額保険契約は、被保険者の合意が必要です。
4.は適切。保険法の片面的強行規定にて、保険契約者等(保険契約者、被保険者、保険金受取人)に不利なものは無効とする、と定められています。
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