四択問題
分野:リスク
生命保険料控除に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 死亡保険金受取人が契約者(=保険料負担者)の配偶者または所定のその他の親族である終身保険契約は、一般の生命保険料控除の対象となる。
- 少額短期保険業者と締結した保険契約は、生命保険料控除の対象とならない。
- 個人年金保険料控除の対象となる個人年金保険契約は、保険料払込期間が10年以上であること等の条件をすべて満たし、個人年金保険料税制適格特約が付加された契約である。
- 所得税における介護医療保険料控除の控除限度額は、5万円となる。
解答
4
解説
1.は適切。生命保険料控除の対象となる生命保険契約は、死亡保険金受取人を契約者やその配偶者、その他の親族とするものをいいます。契約者が誰であるかは要件とされていません。
2.は適切。保険期間が5年未満の保険契約は生命保険料控除の対象外になります。少額短期保険業者が取り扱う保険は、保険期間が1年もしくは2年なので、生命保険料控除の対象にはなりません。
3.は適切。その他の条件としては「年金受取人が契約者または配偶者であること」「年金受取人と被保険者が同一であること」などがあります。
4.は不適切。介護医療保険料控除の控除限度額は、所得税が最高40,000円、住民税が最高28,000円です。
- 所得税にかかる生命保険料控除限度額:最高120,000円(※3つの合計額)
- 一般の生命保険料控除:最高40,000円
- 個人年金保険料控除:最高40,000円
- 介護医療保険料控除:最高40,000円
- 住民税にかかる生命保険料控除限度額:最高70,000円(※3つの合計額)
- 一般の生命保険料控除:最高28,000円
- 個人年金保険料控除:最高28,000円
- 介護医療保険料控除:最高28,000円
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