四択問題
分野:リスク
火災保険および地震保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、特約は考慮しないものとする。
- 火災保険では、突風により住宅の窓ガラスや屋根が破損した場合、補償の対象となる。
- 専用住宅を対象とする火災保険の保険料を決定する要素の一つである建物の構造級別には、「M構造」「T構造」「H構造」の3種類の区分がある。
- 地震保険では、地震による津波によって建物が破損し、一定の損害を被った場合、補償の対象となる。
- 地震保険には、「建築年割引」「耐震等級割引」「免震建築物割引」「耐震診断割引」の4種類の保険料割引制度があり、重複して適用を受けることができる。
解答
4
解説
1.は適切。窓ガラスや屋根自体の補償だけでなく、事故後の清掃・搬出など後片付けにかかる「残存物取片づけ費用」も補償されます。
2.は適切。建物の構造により燃えやすい・燃えにくいがあるので、建物は「M構造(マンション構造)」「T構造(耐火構造)」「H構造(その他の構造)」の3種類に区分され、保険料の決定要素の1つとして利用されます。
3.は適切。地震保険は、地震・噴火・津波などが補償の対象になります。これらの災害は火災保険のみでカバーすることはできません。
4.は不適切。地震保険には建物の免震・耐震性能に応じた4種類の割引制度がありますが、いずれの割引も重複して適用することはできません。
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