四択問題
分野:相続
Aさんの死亡に伴い、Aさんが契約者(=保険料負担者)および被保険者である生命保険契約に基づき、妻が1,200万円、長女が300万円の死亡保険金を受け取った。法定相続人は、妻および長女の2人で、上記以外に死亡保険金を受け取った者はいない。また、長女は相続の放棄をしている。
この場合、妻と長女が受け取った死亡保険金の金額のうち、相続税における生命保険金等の非課税規定(相続税法第12条の「相続税の非課税財産」の規定)の適用を受けた場合の各人の非課税金額として、最も適切なものはどれか。
- 妻1,000万円・長女200万円
- 妻1,000万円・長女は適用なし
- 妻800万円・長女200万円
- 妻800万円・長女は適用なし
解答
2
解説
本問はまず、全体の非課税限度額を計算しましょう。
非課税限度額=500万円×法定相続人の数
なお、長女は相続を放棄しているため非課税の適用はなく、受け取った全額が課税対象になります(※法定相続人の数には含めます)。
- 非課税限度額=500万円×2人=1,000万円
- 妻の非課税金額=1,000万円
- 長女の非課税金額=なし
- 妻の課税金額=1,200万円-1,000万円=200万円
- 長女の課税金額=300万円(受取額全額)
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