四択問題
分野:リスク
生命保険契約に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 生命保険契約は、保険契約者と保険会社との合意により契約が成立する諾成契約である。
- 保険法では、生命保険契約を、保険契約のうち保険者が人の生存または死亡に関し一定の保険給付を行うことを約するもの(傷害疾病定額保険契約に該当するものを除く)としている。
- 保険法では、生命保険契約の当事者以外の者を被保険者とする死亡保険契約は、当該被保険者の同意がなくても、その効力を生じるとしている。
- 保険会社では、保険種類ごとに契約の内容を一定にした生命保険約款を作成し、内閣総理大臣の認可を受けて、多数の保険契約者が公平な条件で契約できるようにしている。
解答
3
解説
1.は適切。諾成契約は「だくせいけいやく」と読みます。両当事者の合意(承諾)だけで成立する契約をいいます。
なお、両当事者の合意だけでなく、目的物の引き渡しなどの給付があって初めて成立する契約を要物契約(ようぶつけいやく)といいます。
2.は適切。
3.は不適切。生命保険契約の当事者以外の者を被保険者(保険の対象となる人)とする死亡保険契約を締結するさいには、被保険者になる者の同意が必要です。
自分の知らないところで勝手に死亡保険の対象にされていたら、なんとなく嫌ですよね…。
4.は適切。なお、問題によっては「内閣総理大臣の認可」を「金融庁長官の認可」としてひっかけてくる可能性があるのでご注意ください。
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