四択問題
分野:金融
下記<資料>から求められるPER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)に基づく、A社株式とB社株式の株価の比較評価に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、A社とB社の業種および事業内容は同一の分類であるものとする。
- PERではA社の方が割安、PBRではB社の方が割安と評価できる。
- PERではB社の方が割安、PBRではA社の方が割安と評価できる。
- PERおよびPBRのいずれにおいても、A社の方が割安と評価できる。
- PERおよびPBRのいずれにおいても、B社の方が割安と評価できる。
解答
4
解説
PERは「株価が1株あたり当期純利益の何倍であるか」を示す指標です。数値が小さければ小さいほど割安と評価されます。
一方、PBRは「株価が1株あたり純資産の何倍であるか」を示す指標です。PERと同様に、数値が小さければ小さいほど割安と評価されます。
- PER・PBRの計算式
- PER(株価収益率)=株価÷1株あたり純利益
- PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株あたり純資産
- A社のPER・PBR
- PER(株価収益率)=500円÷@50円=10倍
- PBR(株価純資産倍率)=500円÷@125円=4倍
- B社のPER・PBR
- PER(株価収益率)=350円÷@70円=5倍
- PBR(株価純資産倍率)=350円÷@175円=2倍
よって、PERおよびPBRのいずれにおいてもB社の方が割安と評価できます。
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