四択問題
分野:リスク
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 保険料の支払方法には月払い、半年払い、年払い、一時払いがあるが、他の契約条件が同じ場合、保険料の支払総額が最も少ないのは一時払いである。
- 年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、相続人等が死亡給付金を一時金として受け取ることができる。
- 定額個人年金保険は、契約時に基本年金額が確定するが、変額個人年金保険は積立金の運用成果によって年金額が変動する。
- 定額個人年金保険は、他の契約条件が同じ場合、保険料の払込満了から年金受取開始までの据置期間が長い方が、受け取る年金額は多くなる。
解答
2
解説
1.は適切。契約期間すべての保険料を契約時に一括で支払う方法を一時払いといいます。他の契約条件が同じ場合、月払いよりも半年払い、半年払いよりも年払い、年払いよりも一時払いのほうが保険料の支払総額は少なくなります。
2.は不適切。年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、相続人等が未収年金の現価(被保険者が受け取る予定だった未収年金の現在価値)を一時金として受け取ることができます。
なお、相続人等が死亡給付金を一時金として受け取ることができるのは、年金受取期間前に被保険者が死亡した場合です。
3.は適切。変額個人年金保険は「将来の年金額」や「解約返戻金」の最低保証はありませんが、「死亡給付金」の最低保証(基本給付金)はあります。あわせて押さえておきましょう。
4.は適切。払い込んだ保険料は、払込満了日から年金受取開始までの据置期間中にも運用されるため、据置期間が長いほうが受け取る年金額は多くなります。
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