2018年5月試験

FP2級 学科試験 2018年5月 問41(過去問解説)

四択問題

分野:不動産

不動産の登記に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 不動産の登記記録は、当該不動産の所有者の住所地である市町村および特別区の役所や役場に備えられている。
  2. 不動産の売買契約を締結した当事者は、当該契約締結後3か月以内に、所有権移転の登記をすることが義務付けられている。
  3. 不動産の登記事項証明書の交付を請求することができるのは、当該不動産に利害関係を有する者に限られる。
  4. 不動産の登記記録を信じて土地を取得した者は、その登記記録の権利関係が真実と異なっていたときには、原則として、その土地に対する権利は法的に保護されない。



解答

4

解説

1.は不適切。不動産の登記記録は、役所や役場ではなく法務局(登記所)に備えられています。

2.は不適切。所有権移転の登記は、義務ではなく任意です。よって、登記の期限はありません。

3.は不適切。不動産の登記事項証明書は、利害関係の有無に関係なく誰でも自由に交付を請求することができます。

4.は適切。登記簿に記載された内容(登記記録)に効力が生じることを公信力といいますが、不動産登記には公信力はありません。

よって、不動産の登記記録の権利関係が真実であると信じて取引した者は、その登記記録の権利関係が真実と異なっていた場合、原則として法的な保護を受けることができません。

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