四択問題
分野:金融
信託銀行等が相続関連業務として行っている遺言信託の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 遺言信託とは、信託銀行等が、遺言書作成の相談から、遺言書の保管、執行までの手続きをサポートするサービスである。
- 遺言者は、信託銀行等を遺言執行者に指定した遺言書を、原則として公正証書遺言によって作成する必要がある。
- 遺言者は、遺言信託を契約する際、遺言者が死亡したときに連絡などを行う死亡通知人を指定する必要がある。
- 遺言信託により遺言書を信託銀行等に預けた場合、相続財産や相続人に変動があった場合を除き、遺言書の内容を変更することはできない。
解答
4
解説
1.と2.と3.は適切。公正証書遺言以外の形式の遺言(自筆証書遺言など)は、遺言書の法定要件を欠いていたり、内容に瑕疵がある可能性があるため、原則として受け付けてもらえません。
また、遺言者に指定された死亡通知人が、信託銀行等に対し遺言者の死亡を連絡することにより、遺言執行業務が開始されます。
4.は不適切。遺言者はいつでも自由に遺言の内容を変更したり、撤回することができます。
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