四択問題
分野:タックス
所得税の配偶者控除に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 納税者の合計所得金額が1,000万円を超える場合、配偶者の合計所得金額の多寡にかかわらず、配偶者控除の適用を受けることはできない。
- 老人控除対象配偶者とは、控除対象配偶者のうち、その年の12月31日現在の年齢が75歳以上の者をいう。
- 納税者が配偶者に青色事業専従者給与を支払った場合、その支払った金額が一定額以下であり、納税者の合計所得金額が一定額以下であれば、配偶者控除の適用を受けることができる。
- 婚姻の届出を提出していない場合であっても、納税者が加入している健康保険の被扶養者となっており、内縁関係にあると認められる者は、他の要件を満たせば、控除対象配偶者に該当する。
解答
1
解説
1.は適切。納税者の合計所得金額が1,000万円を超える場合、配偶者控除の適用を受けることはできません。
2.は不適切。老人控除対象配偶者とは、控除対象配偶者のうち、その年の12月31日現在の年齢が70歳以上の者をいいます。
3.は不適切。配偶者控除の適用を受けるための条件のひとつに「青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないこと」があります。
よって、納税者が配偶者に青色事業専従者給与を支払った場合、配偶者控除の適用を受けることはできません。
4.は不適切。内縁関係にあると認められる者は民法が規定する「配偶者」には該当しないため、配偶者控除の対象になりません。
FP2級 過去問解説 全問リスト
【試験回別】過去問解説
FP2級 過去問解説