四択問題
分野:タックス
わが国の税制に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 所得税は、国や地方公共団体の会計年度と同様、毎年4月1日から翌年3月31日までの期間を単位として課される。
- 贈与税では、納税者が自らの納付すべき税額を確定させ、申告・納付する申告納税方式を採用している。
- 税金には、国税と地方税があるが、相続税は国税に該当し、登録免許税は地方税に該当する。
- 税金を負担する者と税金を納める者が異なる税金を間接税といい、固定資産税は間接税に該当する。
解答
2
解説
1.は不適切。所得税は、毎年1月1日から12月31日までの期間を単位として課されます。国や地方公共団体の会計年度(毎年4月1日から翌年3月31日まで)とは異なります。
2.は適切。税金の納付方法は「申告納税方式(納税者が税額を計算する方式)」と「賦課課税方式(国などが税額を計算し、納税者に通知する方式)」の2つがあります。贈与税は申告納税方式です。
- 申告納税方式:所得税、法人税、相続税、贈与税など
- 賦課課税方式:住民税、固定資産税、不動産取得税、自動車税など
3.は不適切。税金は課税主体により「国税(国が課税・徴収する税金)」と「地方税(都道府県や市町村が課税・徴収する税金)」に分類することができます。相続税・登録免許税ともに国税分類されます。
- 国税:所得税、法人税、相続税、贈与税、登録免許税など
- 地方税:住民税、事業税、不動産取得税、固定資産税など
4.は不適切。税金は徴収方法により「直接税(税金を負担する者が自ら納付する形の税金)」と「間接税(税金を負担する者と実際に納付する者が異なる形の税金)」に分類することができます。固定資産税は直接税に分類されます。
- 直接税:所得税、法人税、相続税、贈与税、住民税、事業税、固定資産税など
- 間接税:消費税、印紙税、酒税など
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