四択問題
分野:金融
株式指標の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 同規模・同一業種の銘柄間においては、PERの高い銘柄が割安と考えられる。
- 同規模・同一業種の銘柄間においては、PBRの高い銘柄が割安と考えられる。
- 配当性向は、企業の当期純利益に対する年間配当金の割合を示す指標である。
- ROAは、企業の売上高に対する当期純利益の割合を示す指標である。
解答
3
解説
1.は不適切。株価収益率(PER)は、株価が1株あたり当期純利益(EPS)の何倍になっているかを表す指標です。同規模・同一業種の銘柄間においては、PERの高い銘柄が割高と考えられます。
2.は不適切。株価純資産倍率(PBR)は、株価が1株あたり純資産の何倍であるかを示す投資指標です。同規模・同一業種の銘柄間においては、PBRの高い銘柄が割高と考えられます。
3.は適切。配当性向は、当期純利益に対する配当金総額の割合を示す指標です。この数字が高いほど、株主への利益の還元率が高いことを示します。
4.は不適切。総資本利益率(ROA)は、企業の総資産(総資本)に対する当期純利益の割合を示す指標です。この数字が高いほど、企業全体の経営効率が高いことを示します。
なお、企業の売上高に対する当期純利益の割合を示す指標は「売上高当期純利益率」です。
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