正誤問題
分野:リスク
国内銀行の窓口において加入した個人年金保険は、預金保険機構による保護の対象となるのではなく、生命保険契約者保護機構による補償の対象となる。
解答
○(適切)
解説
預金保険機構は、金融機関が破綻したさいに預金者を保護することを目的に設立された法人です。
一方、保険契約者保護機構は、保険会社が破綻したさいに契約者を保護することを目的に設立された法人で、生命保険契約者保護機構・損害保険契約者保護機構の2つで構成されています。
- 生命保険契約者保護機構:生命保険会社が破綻したさいに契約者を保護することを目的に設立された法人
- 損害保険契約者保護機構:損害保険会社が破綻したさいに契約者を保護することを目的に設立された法人
保険会社の窓口だけでなく、銀行等の他の金融機関の窓口から加入した保険契約に関しても、生命保険契約者保護機構・損害保険契約者保護機構による保護の対象になります。
よって、国内銀行の窓口において加入した個人年金保険は、生命保険契約者保護機構による補償の対象になります。
なお、生命保険契約者保護機構は、生命保険会社が破綻した場合、破綻時点の責任準備金等(=将来の支払いのために社内に留保しておくべきお金)の90%までを補償します。
- 生命保険契約者保護機構:破綻時点の責任準備金の90%までを補償
- 損害保険契約者保護機構:保険金の80%~100%を補償(※保険の種類によって異なる)
参考・生命保険会社の保険契約者保護制度Q&A(生命保険契約者保護機構)
田口先生
本問は、2017年5月試験の第6問や2020年9月試験の第6問とほとんど同じ問題です!
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