四択問題
分野:ライフ
確定拠出年金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 個人型年金の第1号加入者(自営業者等)が、国民年金の付加保険料を納付している場合、その者の個人型年金の掛金は、月額68,000円から当該保険料の額を控除した額の範囲内(千円単位)となる。
- 老齢給付金を60歳から受給するためには、60歳時点で確定拠出年金の通算加入者等期間が20年以上なければならない。
- 老齢給付金を一時金で受け取った場合は、退職所得として所得税の課税対象となる。
- 2017年1月から、個人型年金の加入者の範囲が拡大され、公務員や私学共済加入者も、原則として加入できることになった。
解答
2
解説
1.は適切。月額400円の付加保険料を納付している場合、個人型年金の掛金限度額は68,000円から1,000円(注・限度額の計算は1,000円単位のため400円ではなく1,000円)を差し引いた67,000円になります。
2.は不適切。老齢給付金を60歳から受給するためには、60歳時点での確定拠出年金の通算加入者等期間が10年以上必要です。
- 個人型年金の受給開始年齢表
- 通算加入者等期間が10年以上:受給可能年齢は60歳
- 通算加入者等期間が8年以上:受給可能年齢は61歳
- 通算加入者等期間が6年以上:受給可能年齢は62歳
- 通算加入者等期間が4年以上:受給可能年齢は63歳
- 通算加入者等期間が2年以上:受給可能年齢は64歳
- 通算加入者等期間が1か月以上:受給可能年齢は65歳
3.は適切。なお、年金形式で受け取った場合は、雑所得として所得税の課税対象になります。
種類 | 受取方法 | 課税方法 |
---|---|---|
老齢給付金 | 年金形式 | 雑所得 |
一時金形式 | 退職所得 | |
障害給付金 | 年金形式 | 非課税 |
一時金形式 | ||
死亡給付金 | 一時金形式 | 相続税の課税対象 |
4.は適切。2017年1月から、個人型年金の加入者の範囲が拡大され、基本的に60歳未満のすべての人が加入できるようになりました。
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