四択問題
分野:リスク
次の損害のうち、住宅用建物およびそれに収容している家財を保険の対象とする一般的な火災保険の補償の対象となるものはどれか。なお、特約は考慮しないものとする。
- 開放していた窓から突然の雨が吹き込み、室内の壁と家財の一部が濡れた損害
- 建築してから20年ほど経過し、窓枠や玄関ドアなどにさびや腐食が発生した損害
- 天候の急変に伴い住宅の屋根に落雷し、建物の一部が損壊した損害
- 住宅が火災に遭い、敷地内の車庫に置いてあった自動車が被った損害
解答
3
解説
1.は、被保険者に重大な過失があるため補償の対象になりません。
2.は、自然な消耗による経年劣化のため補償の対象になりません。
3.は補償の対象になります。住宅火災保険は火災だけでなく、落雷や爆発、破裂、風災、ひょう災、雪災、消防活動による水濡れなども補償されます。
4.は、自動車が持出家財に該当するため補償の対象になりません。
なお、住宅火災保険では自動車などの持出家財の損害は補償されませんが、住宅総合保険(保険料が高くなる代わりにもっと広範囲を保障する保険)では、持出家財の損害も補償されます。
住宅火災保険 | 住宅総合保険 | |
---|---|---|
火災 | ○ | ○ |
落雷 | ○ | ○ |
爆発 破裂 |
○ | ○ |
風災 ひょう災 雪災 |
○ | ○ |
水漏れ | △ ※ | ○ |
水災 | × | ○ |
物体落下 飛来 衝突 |
× | ○ |
盗難 | × | ○ |
持出家財 の損害 |
× | ○ |
地震 噴火 津波 |
× | × |
※ 消防活動による水漏れは補償の対象。給水設備等の事故による水漏れは補償の対象外。
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