基本情報
- 試験回:2018年1月試験
- 投稿者:西陣さん
- 勉強形態:独学
- 受験回数:1回
- 勉強期間:約3か月
- 勉強時間:約150時間
はじめに
簿記2級取得後、勉強を継続したいと思い、一般教養にもなりそうな資格としてFPを選びました。2017年9月に3級に合格し、11月頃から2級の勉強を開始しました。受験した団体は3級から全てFP協会になります。
使用したテキスト・問題集
FP技能検定 2・3級 頻出用語速習ハンドブック(スタンダーズ):90点
用語集的な物が欲しかったので、Amazonで安いものを探して購入しました。必須教材ではありませんが、テキストとは違う切り口で用語が解説されていたので買って良かったです。
FPの学校 2級・AFP きほんテキスト(ユーキャン):80点
オーソドックスで無難なテキスト。絵が可愛いです。
FPの学校 2級・AFP これだけ!問題集(ユーキャン):85点
量は多くないですが、テキストとこの問題集をしっかりこなせば合格可能だと思います。
2018年1月試験をあてる TAC直前予想 FP技能士2級・AFP(TAC出版):90点
問題演習は過去問のみで費用を抑えることも可能ですが、私は絶対に1回で合格したかったのでTACの予想問題集を購入しました。
本書の「計算ドリル」と「直前つめこみノート」にはかなりお世話になりました。また、3回分の予想問題はやや難しめに作られていると思います。
スマホアプリと電卓
TACのスマホアプリ「smartAI」はオーバーワークになると思い無料部分しか使いませんでしたが、クオリティーは高いと思います。電卓は簿記の勉強で使ったものを流用しました。
勉強方法
11月
手の空いた時間に用語集をのんびり読み始めました。
12月
テキスト・問題集を分野ごとに交互に進めました。流し読みが苦手なため、ひと月でゆっくり1周。3級は初見でもけっこう解けましたが、2級はあまり解けなくて焦りました。
1月上旬
テキスト・問題集の2周目。2周目は一分野を2日くらいで。あてるの計算ドリルも2周。計算ドリルはぜひ完璧にしましょう。このタイミングで用語集をもう一度読み返しました。
1月下旬(直前期)
TACのあてるを2周。過去問はTACから無料請求したものを1回分だけ解きました。本当はもっとたくさん解く予定でしたが、時間がなくて解けませんでした。
あてる・過去問・ユーキャンの問題集の模試は、初見で概ね6~7割の出来で、3つの中ではあてるが一番難しいと感じました。問題演習と並行して、あてるの付録の「直前つめこみノート」をスキマ時間に繰り返し読みました。
全体を通して気をつけたこと
ノートは一切作らず、テキストが頭に入らない時は、とにかく音読と線を引きまくりました。問題集も1回目から直接書き込んで行き、解説は全部音読しました。
2周目は書き込みが残っているので、解き直すというより見直しという感じでしたが、この方法でも問題はなかったです。
テキスト・問題集を何周するかは人によると思いますが、FP2級は2周、3周もすれば十分なんじゃないかと思います。
試験日1日の流れ
7:00 起床
シャワーと軽い朝食。体力を温存して頭をフレッシュに保つため、試験当日は勉強・見直し等はしない方針。ゆっくりしてたら遅くなって9時過ぎに出発。
9:50 入室
余裕を持って起床したはずが10分前に到着(自分が最後?)。3級と比べると年齢層と男性の割合が上がっている。ここで電卓を忘れたことに気付く。
10:00 学科試験
ゆっくり慎重に解いていき、90分程で解き終える。分からない問題、初見の問題もあったが、まずまずの手応え。途中退室も考えたが念のため見直し、結局最後まで残りました。電卓を忘れた影響は計算問題に5~10分程余計に時間がかかっただけで、特に問題は無かったです。
身分証・受験票を見づらい位置に置いていたため、途中、試験官がしばらく近くにいて気になりました。身分証・受験票は見やすい位置に置きましょう。
12:00 昼休み
電卓を取りに家に帰る。移動中に簡単な食事。またしても10分前に会場到着。
13:30 実技試験
ゆっくり解いていく。序盤は「やっぱり実技は学科より簡単だなー」と思うも、中盤以降は徐々に時間が足りなくなってくる。
さらに、退職金の所得税など、いつもは出来るはずの問題の計算が合わなくてかなり焦る。最後はかなり駆け足で解答を埋める。終了直後はやばいなーと思いました。
17:30 自己採点
ハラハラしながら自己採点。学科は47/60(78%)。実技はLECの予想で76点。実技は前半で確実に得点できていたのと、短時間で埋めた後半の選択問題も結構拾えていました。
合格発表
3月8日
結果速報で完全合格を確認。翌日に合格通知が届きましたが、点数は自己採点通りでした。
- 学科試験:47/60
- ライフプラン二ング:8/10
- リスク管理:7/10
- 金融資産運用:9/10
- タックスプラン二ング:6/10
- 不動産:8/10
- 相続・事業承継:9/10
- 実技試験:76/100
試験を振り返って
難易度は「学科>実技」と聞いていたので、実技を少しなめていました。
過去問ベースの演習だと学科と実技の演習は同量になりますが、あてるの予想問題は学科が3回分なのに対して実技は各1回分しかないので、これだけだと実技が演習不足になる可能性があります。
また、時間配分も学科より難しいと思うので、時間を計ってしっかり演習をしておきましょう。
最後にアドバイスなど
試験当日は勉強しないで良いくらい、前日までに十分勉強しておきましょう。また、持ち物は前日に鞄に入れておき、家は早めに出ましょう。
最初はテキストの内容がなかなか頭に入ってこなくて難しく感じましたが、しっかり時間を取れば確実に合格できる試験なので、地道に気楽に頑張ってください。
管理人から西陣さんへ追加の質問
FP試験ナビやAmazonなどネットの評判と立ち読みで、TACの「みんなが欲しかったシリーズ」とユーキャンの「FPの学校シリーズ」で迷っていました。
3級はみんなが欲しかったシリーズを使って合格したのですが、謳い文句の「魔法のように」までではなかった気がしたので、2級は気分を変えてユーキャンにしました。
結果分かったのは、最初に内容がなかなか頭に入らないのはテキストのせいではないという事です(笑)多少の違いはあれ、どちらも十分な素晴らしい内容だと思います。
また、立ち読みした分には、市販されているフルカラーのFPのテキストはどれもあまり差が無いように見えました。
「ライフプランニング」が得意でした。社会保険など生活に深く関わる分野であり興味を持って取り組めました。「金融資産運用」も、資産運用に関心があり入門本も数冊読んでいたので抵抗は無かったです。
他の4分野が苦手で、最低これだけは押さえようと直前つめこみノートを繰り返し読み返しました。正直今でも良く分かっていません…。特に「リスク管理」は民間保険に全く関心が無かったので苦労しました。
また、「相続・事業承継」は遺産の分割問題だけはしっかり理解しておきました。
当日の朝に用意すれば良いと思っていましたが、今となってはやはり前日の夜に準備すべきだったと思います。
決して気を抜いていた訳じゃないんですが、もともと時間がギリギリになったり忘れ物やうっかりミスをしやすいタイプなので、今後は気を付けたいです。
簿記2級に何回も落ちた経験を反省して、FP2級は絶対1発合格すると言い聞かせて挑みました。楽をして落ちたら結局、時間・労力・お金が無駄になるので。
また、気が散りやすいタイプなのでSNSやゲームは遮断してネットは最小限にして、気分転換に金融関連の一般書や漫画(インベスターZ)を読んでいました。
西陣さんが使われた教材や電卓のまとめ
- テキスト:FP技能検定 2・3級 頻出用語速習ハンドブック
- テキスト:’17~’18年版 FPの学校 2級・AFP きほんテキスト
- 問題集:’17~’18年版 FPの学校 2級・AFP これだけ! 問題集
- 予想問題集:2018年1月試験をあてる TAC直前予想 FP技能士2級・AFP
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