四択問題
分野:相続
相続税における宅地の評価に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 登記上2筆の土地である宅地の価額は、これを一体として利用している場合であっても、原則として、2画地として別々に評価しなければならない。
- 宅地の評価方法には、路線価方式と倍率方式とがあり、いずれの方式を採用するかは、納税者が任意に選択することができる。
- 路線価図において、路線に「200D」と記載されている場合、「200」はその路線に面する標準的な宅地1㎡あたりの価額が200千円であることを示し、「D」はその路線に面する宅地の借地権割合が60%であることを示している。
- 倍率方式とは、宅地の固定資産税評価額に奥行価格補正率等の補正率を乗じて算出した金額によって、宅地の価額を評価する方式である。
解答
3
解説
1.は不適切。宅地の価額は、登記上の1筆単位で評価するのではなく、利用の単位となっている1画地の宅地ごとに評価します
よって、登記上は2筆の土地であったとしても、これを一体として利用している場合は1画地としてまとめて評価することができます。
2.は不適切。倍率方式は、路線価が定められていない地域の評価方法です。よって、納税者が任意に選択することはできません。
3.は適切。数字は路線価を、アルファベットは借地権割合を表しています。なお、アルファベットと借地権割合の組み合わせは以下のとおりです。
- A:90%
- B:80%
- C:70%
- D:60%
- E:50%
- F:40%
- G:30%
4.は不適切。倍率方式とは、宅地の固定資産税評価額に国税局長が一定の地域ごとに定めた倍率を乗じて計算した金額によって評価する方式です。
なお、地域ごとに定められた倍率は、用途別(一般の土地等用・大規模工場用地用・ゴルフ場用地等用)に分類されています。
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