四択問題
分野:リスク
第三分野の保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 特定疾病保障保険は、ガンに罹患して特定疾病保障保険金が支払われた後も契約が存続し、ガンが再発した場合には、特定疾病保障保険金が再度支払われる。
- 所得補償保険は、被保険者が保険会社所定の病気により就業不能になった場合には補償の対象となるが、ケガにより就業不能になった場合には補償の対象とならない。
- 医療保険(更新型)は、所定の年齢の範囲内であれば、保険期間中に入院給付金を受け取ったとしても、契約を更新することができる。
- ガン保険は、契約日の翌日に被保険者がガンと診断された場合、診断給付金が支払われる。
解答
3
解説
1.は不適切。特定(三大)疾病保障定期保険は、被保険者がガン・急性心筋梗塞・脳卒中の所定の状態になった場合に特定疾病保険金が支払われ、その時点で契約が終了します。
2.は不適切。所得補償保険は、ケガや病気により就業不能になった場合に被保険者が喪失する収入を補償する保険です。
3.は適切。更新型の医療保険は、保険期間中に入院給付金を受け取ったかどうか、また、健康状態の良し悪しに関係なく(契約者からの申し出がない限り)契約は自動的に更新されます。
なお、更新後の保険料は更新時の年齢によって決まるため、通常は更新前の保険料よりも高くなります。
4.は不適切。ガン保険には、責任開始日前に90日間(約3か月)程度の免責期間が設けられています。この期間中にガンと診断されたとしても、ガン診断給付金は支払われません。
よって、契約日の翌日に被保険者がガンと診断された場合、診断給付金は支払われません。
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