四択問題
分野:リスク
総合福祉団体定期保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 総合福祉団体定期保険は、原則として、企業(団体)が保険料を負担し、役員・従業員を被保険者とする定期保険である。
- 総合福祉団体定期保険は、被保険者の死亡または所定の高度障害に対して保険金が支払われるため、被保険者が定年退職した場合に支払う退職金の準備としては適さない。
- 総合福祉団体定期保険の保険期間は、1年から10年の範囲内で、被保険者ごとに設定することができる。
- 総合福祉団体定期保険のヒューマン・ヴァリュー特約は、被保険者の死亡等による企業(団体)の経済的損失に備えるものであり、その特約死亡保険金等の受取人は、企業(団体)となる。
解答
3
解説
1.は適切。なお、企業が負担した保険料は全額を損金に算入することができます。
保険料支払時の仕訳
(借)定期保険料 ***
(貸)現金預金など ***
(貸)現金預金など ***
2.は適切。総合福祉団体定期保険は、被保険者が死亡または高度障害になった場合に保険金が支払われるため、退職金の準備として活用することはできません。
3.は不適切。総合福祉団体定期保険の保険期間は1年と決まっており、特に申し出をしないかぎり毎年自動更新されます。任意を期間を設定することはできません。
4.は適切。ヒューマン・ヴァリュー特約とは、従業員が死亡または高度障害になった場合に、企業が負担する諸費用(後任の育成費用など)を保障するための特約です。よって、特約死亡保険金の受取人は企業に限定されます。
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