四択問題
分野:ライフ
日本学生支援機構の貸与型奨学金および日本政策金融公庫の教育一般貸付(以下「国の教育ローン」という)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 貸与型奨学金の一つである第一種奨学金の貸与を受けられるのは、国内の大学等に在学する特に優れた学生等であって、経済的理由により著しく修学に困難がある者とされている。
- 国の教育ローンを利用するためには、世帯年収(所得)が申込人の世帯で扶養している子の人数に応じて定められた額以下でなければならない。
- 国の教育ローンの融資金利は固定金利であり、返済期間は、母子家庭等の場合を除き、15年以内とされている。
- 国の教育ローンの資金使途は、受験にかかった費用(受験料、受験時の交通費・宿泊費など)と学校納付金(入学金、授業料、施設設備費など)に限定されている。
解答
4
解説
1.は適切。日本学生支援機構の奨学金(貸与型)には、無利息の第一種奨学金と利息付きの第二種奨学金があります。
- 貸与型奨学金の対象者
- 第一種奨学金:特に優れた学生及び生徒で経済的理由により著しく修学困難な人
- 第二種奨学金:第一種奨学金よりゆるやかな基準によって選考された人
2.は適切。扶養している子供の人数によって、世帯年収(所得)の上限額が異なります。
3.は適切。国の教育ローンの融資金利は固定金利で、返済期間は基本的には15年以内と決められています。
ただし、交通遺児家庭・母子家庭・父子家庭・世帯年収の低い家庭などは、返済期間の上限が少し緩和されて18年以内になります。
4.は不適切。国の教育ローンの資金使途は、受験にかかった費用や学校納付金だけでなく、定期代やパソコン購入費、アパート・マンションの敷金・家賃などの住居費用にも使うことができます。
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