基本情報
- 研修日:2017年3月5日(2016年度第2回)
- 研修場所:早稲田速記医療福祉専門学校(東京)
- 受講料:10,800円(税込)
- 投稿者:田口泰久(管理人)
CFPの認定を受けるためには、基本的には「AFP認定者」「CFP試験6科目に合格」「実務経験3年以上」「エントリー研修を修了」という4つの条件をクリアする必要があります。
この中の「エントリー研修」というのはFP協会が主催する実務研修のことで、各自がWEB上で学習をすすめる「通信研修」と、実際に顔をあわせてロールプレイングなどを行う「集合研修」の2つから構成されており、両方を受講することで晴れて修了となります。
私は2015年7月にAFP認定者となり、2015年11月試験・2016年6月試験で6科目に合格しましたので、「エントリー研修を修了」というCFP認定の最後の条件をクリアするために、2016年度第2回の実務研修に参加しました。
このページでは、エントリー研修の全体の流れやロールプレイングの詳細、参加者の様子(年代や服装など)、実際に参加して思ったことなどを詳しくご紹介いたします。
研修記録
以下、研修中に書き留めておいた時間・内容等に関する記録や、研修中に感じたことなどを簡単にまとめておきます。これから研修を受講される方に参考にしていただければ幸いです。
1月2日
FP協会のMyページからCFPエントリー研修の申し込み手続きを行う。受講料10,800円は、後日、請求書(払込票)が送られてくるので、コンビニや郵便局等で支払う形になるみたい。ネット上で決済させてくれればいいのにねぇ。
1月20日
送られてきた請求書(払込票)により受講料を支払う。
2月8日
FP協会から「通信研修は既に始まっているから、2月20日までに受講・修了してね」というメールを受け取る。もう始まってたんかい…。
eラーニングの「6つのステップと必要な力量及び倫理」を視聴。音声つきの解説→ミニテスト→解説→ミニテスト…という流れで進んでいきます。65分。
2月9日
eラーニングの「FPとコンプライアンス」「倫理原則を実践する」を視聴。
「FPとコンプライアンス」は、音声なしの解説→ミニテスト→解説→ミニテスト…という流れ。「倫理原則を実践する」は外人の映像を見ていろいろ考えるもの。この場合はどうすれば良かったと思う?みたいな感じの問いが続く。25分。
最後に、簡単なアンケートに答えて通信研修は終了(※このアンケートの内容は集合研修の講師に伝えられるようです)。
2月24日
受講票が到着。受講票には、受講会場や注意事項などが書かれており、集合研修のロールプレイングで使う事例が書かれた紙(FP役用)も2枚同封されていました。
研修日の1日の流れ
11:40
準備らしい準備をしないまま、集合研修日の当日を迎える。受講票の注意事項に「服装の定めは特段ありませんが、研修にふさわしい服装で臨んでください」と書かれていたので、スーツを着て研修会場へ向かう。
12:15
高田馬場にある研修会場に到着。予想以上にカジュアルな服装の方が多くてびっくり。
今回は1つの教室に16人ずつという割り当てになっているようで、会場の入り口で指定された教室に入る。席は特に決まっていないとのことだったので、そのまま空いている席に座る。
男女比は9:7で、ぱっと見た感じでは…20代~30代の方が多いのかな。ちなみに、男性9人のうちスーツを着ていたのは私を含めて4人でした。
12:30
定刻どおり研修がスタート。まず、メンターと呼ばれる講師2人(男性1名・女性1名)の自己紹介があったあと、参加者が1人ずつ自己紹介をしていきます。
人前で話すのが苦手な方は「名前・どこから来たのか・どんな仕事をしているのか・簡単な意気込み」ぐらいを予め準備しておくと安心です。
ちなみに…私が受講したクラスの参加者は、生保・損保・銀行などの金融系の職場で働いている方が多く、私のような門外漢は2、3人しかいなかったので少し肩身が狭かったです。
13:10
講師による6ステップの確認講義が行われます。実務での失敗談なども交えて話しをしてくれるのでなかなか面白いです。
講義の途中で当てられることもないですし、内容に関する確認テスト等もありませんので、リラックスして話しを聴いていればOKです。
13:55
休憩10分。
14:05
トイレから教室に戻ってくると…ロールプレイングのペア(2人1組)と座る席がホワイトボードに書かれています。このタイミングで席替えするなら、最初から席を指定しておけばいいのに…と思いながら席を移動します。
一緒にロールプレイングをする2回りぐらい年上の男性に軽く挨拶をすると、いきなりFP役・相談者役に分けられてロールプレイング開始(1回15分)。
FP役は事前に配られていた「事例」を見ながら、相談者役はロールプレイング開始時に新たに配られた「相談者役の設定」を見ながら話しを進めていきます。
てっきり、講師の模範演技を見た後にやると思っていた私は、いきなり指定されたFP役に四苦八苦。なんとか相談者役の男性から話しを聞き出そうとしましたが、非常に難しかったです。
そんなこんなであっという間に15分が終了したあとは、40分ぐらいの時間をかけて1人ずつロールプレイングの感想を発表していきます。
具体的には…FP役・相談者役がそれぞれ1分~2分ずつぐらい感想を発表したあと、講師の感想・アドバイスがあります。基本的には良い部分を探して誉めてくれますので、あまりナーバスになる必要はありません。
15:10
講師2人による「悪いFP」と「良いFP」の2パターンの模範演技。
きちんとした挨拶・自己紹介、個人情報の取扱いや報酬に関するご案内など…相談業務において特に重要なことをいろいろとレクチャーしてもらえますが、この模範演技は1回目のロールプレイング前に見せてほしかったかも。
15:30
5分休憩のあと、FP役と相談者役を入れ替えて(ペアは変わらず)、2回目のロールプレイング開始。相談者役は普通に話していればいいだけだから気が楽です。
15:45
1回目と同様に、各自が感想を発表します。皆さん、実務での経験などを交えてすごくしっかりとした感想を述べられるので、内容の薄いことしか話せない自分がちょっと悲しい…。
16:30
5分休憩のあと、講師がピックアップしたペアが教室の真ん中で代表ロープレを行います。FP役の方は実務経験バリバリとのことで、相談者役の無茶振りにも上手く対応されていて素晴らしかったです。
16:40
講師2人による総括のあと、実務経験申請書とアンケート用紙が配られ、アンケートを記入し終えた人から順次解散…という流れで研修修了です。
まとめ
CFPエントリー研修は、集合研修のロールプレイングが思っていた以上に大変でしたが、新たな発見もたくさんあって面白かったです。
男性の服装に関しては、上述のとおり私服とスーツが半々ぐらいでした。私服でも浮いたりすることはありませんが、不安な方はスーツ(ノーネクタイでOK)にしておけばまず問題と思います。
また、人前で話すのが苦手な方(私もその1人です)にとっては、自己紹介や感想を発表する時間はきついかもしれませんが、ある程度、準備しておくこともできますし、講師の方々もフォローしてくれるので心配はいりません。
さて、今回のエントリー研修で、FPに関する試験・研修が全て終了となりました。少し寂しい気もしますが、当初予定していたスケジュールで受験・合格・修了できて良かったです。
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