2017年1月試験

FP3級 学科試験 2017年1月 問6(過去問解説)

正誤問題

分野:リスク

生命保険契約者保護機構は、生命保険会社が破綻した場合、破綻時点における補償対象契約の保険金額の90%(高予定利率契約を除く)まで補償する。




解答

×(不適切)

解説

保険契約者保護機構は、保険会社が破綻したさいに契約者を保護することを目的に設立された法人で、生命保険契約者保護機構・損害保険契約者保護機構の2つがあります。

日本国内の生命保険会社・損害保険会社は、営業するにあたって生命保険契約者保護機構または損害保険契約者保護機構に加入する必要があります。

  • 生命保険契約者保護機構:生命保険会社が破綻したさいに契約者を保護することを目的に設立された法人
  • 損害保険契約者保護機構:損害保険会社が破綻したさいに契約者を保護することを目的に設立された法人

生命保険契約者保護機構は、生命保険会社が破綻した場合、破綻時点の責任準備金(=将来の支払いのために社内に留保しておくべきお金)の90%までを補償します。

  • 生命保険契約者保護機構:破綻時点の責任準備金の90%までを補償
  • 損害保険契約者保護機構:保険金の80%~100%を補償(※保険の種類によって異なる)

なお、各種共済や少額短期保険業者は保険契約者保護機構に加入する必要がないという点も、あわせて押さえておきましょう。

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