四択問題
分野:金融
全国企業短期経済観測調査(日銀短観)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 日銀短観は、統計法に基づいて行われる調査であり、全国の企業動向を的確に把握し、政府の財政政策の適切な運営に資することを目的としている。
- 日銀短観の調査は年4回実施され、その結果は、3月、6月、9月、12月に公表される。
- 日銀短観の調査対象企業は、全国の資本金1,000万円以上の民間企業(金融機関等を除く)の中から抽出され、各種計数が業種別および企業規模別に公表される。
- 日銀短観で公表される「業況判断DI」は、回答時点の業況とその3カ月後の業況予測について、「良い」と回答した企業の社数構成比から「悪い」と回答した企業の社数構成比を差し引いて算出される。
解答
4
解説
日銀短観は、全国の約1万社の企業を対象とした景気動向に関するアンケート調査で、日本銀行が四半期ごとにまとめている報告書です。
1.は不適切。日銀短観は、統計法に基づいて行われる調査であり、全国の企業動向を的確に把握し、金融政策の適切な運営に資することを目的としています。
2.は不適切。調査は毎年3月・6月・9月・12月の四半期ごとに実施され、毎年4月上旬・7月上旬・10月上旬・12月中旬にそれぞれの調査結果が公表されます。
3.は不適切。日銀短観の調査対象企業は、全国の資本金2,000万円以上の民間企業(金融機関等を除く)の中から抽出され、各種計数が業種別および企業規模別に公表されます。
調査母集団の区分
- 大企業:10億円以上
- 中堅企業:1億円以上10億円未満
- 中小企業:2千万円以上1億円未満
4.は適切。「業況判断DI」は業種別・規模別に算出されます。
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