四択問題
分野:金融
銀行等の金融機関で取り扱う預金商品の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 普通預金は、預入期間の定めのない流動性預金であり、給与や年金などの自動受取口座として利用することができる。
- 貯蓄預金は、預入期間の定めのない流動性預金であり、公共料金などの自動支払口座として利用することができる。
- 法人がスーパー定期預金を預け入れる場合は、単利型または半年複利型のいずれかを選択することができる。
- 年0.025%の金利が適用される定期預金(単利型)に1億円を1年間預け入れた場合、所得税、復興特別所得税および住民税の源泉徴収(特別徴収)後の手取りの利息は、2万円である。
解答
1
解説
1.は適切。預金は、預入期間の有無により「流動性預金」と「定期性預金」に分類することができます。
2.は不適切。貯蓄預金は、預入期間の定めのない流動性預金ですが、公共料金などの自動支払口座として利用することはできません。
3.は不適切。スーパー定期は、市場金利の動向などに応じて各金融機関が預金金利を設定する商品です。半年複利型を利用することができるのは個人に限られます。
- 個人
- 預入期間が3年未満:単利型のみ
- 預入期間が3年以上:単利型or半年複利型
- 法人
- 預入期間が3年未満:単利型のみ
- 預入期間が3年以上:単利型のみ
4.は不適切。利子所得25,000円(=1億円×0.025%)に対する源泉徴収税率・源泉徴収額は以下のとおりです。
- 所得税:15%
- 復興特別所得税:15%×2.1%=0.315%
- 住民税:5%
- 源泉徴収税率:15%+0.315%+5%=20.315%
源泉徴収額=25,000円×20.315%=5,078.75円 → 5,078円(※円未満の端数切り捨て)
よって、源泉徴収(特別徴収)後の手取りの利息は、19,922円(=25,000円-5,078円)になります。
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