2016年5月試験

FP2級 学科試験 2016年5月 問13(過去問解説)

四択問題

分野:リスク

生命保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、特約は考慮しないものとする。

  1. 養老保険の満期保険金は、死亡保険金、高度障害保険金と同額である。
  2. 終身保険の保険料の払込方法には、有期払込、終身払込、一時払いがある。
  3. 収入保障保険(定額型)では、保険金を一時金で受け取る場合の金額は、年金形式で受け取る場合の受取総額よりも少なくなる。
  4. こども保険は、被保険者である子が死亡した場合だけでなく、契約者が死亡した場合でも死亡給付金を受け取ることができる。



解答

4

解説

1.は適切。養老保険は、一定期間内に死亡した場合は死亡保険金を、一定期間内に高度障害に認定された場合は高度障害保険金を、満期まで生存していた場合は満期保険金を受け取ることができます。保険金額は全て同額です。

2.は適切。「有期払込」は一定期間だけ支払うタイプ、「終身払込」は一生涯に渡り支払うタイプ、「一時払い」は1回で全額支払うタイプです。

3.は適切。保険金を一時金形式で受け取る場合と年金形式で受け取る場合では、受取総額は「一時金形式<年金形式」になります。

年金形式で受け取る場合はその後の運用分も加味されるため、一時金形式よりも受取総額が多くなります。

4.は不適切。こども保険は、被保険者である子が死亡した場合に(少額ですが)死亡給付金を受け取ることができます。

一方、契約者(多くの場合は父母)が死亡した場合は死亡給付金を受け取ることはできませんが、それ以降の保険料の払い込みは免除されます。

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