2016年5月試験

FP2級 学科試験 2016年5月 問16(過去問解説)

四択問題

分野:リスク

地震保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 地震による津波を原因として、住宅建物や家財が流失した場合に受けた損害は補償される。
  2. 保険料は、住宅建物の構造によって異なるが、住宅建物の所在地による差異はない。
  3. 保険料の割引制度には、免震建築物割引、耐震等級割引、耐震診断割引、建築年割引の4種類がある。
  4. 保険金額は、主契約である火災保険の保険金額の30%から50%の範囲内で設定し、その限度額は住宅建物が5,000万円、家財(生活用動産)が1,000万円である。



解答

2

解説

1.は適切。地震保険は、地震だけでなく噴火津波による被害もカバーします。

2.は不適切。地震保険料は建物の構造所在地によって決まります。

なお、保険料は「地震保険基準料率」によって計算されるため、建物の構造・所在地・補償内容が同一の場合、どの保険会社で契約しても同額の保険料になります。

3.は適切。地震保険には建物の免震・耐震性能に応じた4種類の割引制度がありますが、いずれの割引も重複して適用することはできません

4.は適切。なお、地震保険は単独で加入することはできないため、必ず火災保険とセットで加入する必要があります。

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