四択問題
分野:ライフ
ファイナンシャル・プランナーがライフプランニングに当たって作成する一般的な各種の表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 個人の資産や負債の状況を表すバランスシートの作成において、株式等の金融資産や不動産の価額は、取得時点の価額ではなく作成時点の時価で計上する。
- ライフプランニング上の可処分所得は、年間の収入金額から所得税、住民税および生命保険料を差し引いた金額を使用する。
- キャッシュフロー表の作成において、収入および支出項目の変動率や金融資産の運用利率は、作成時点の見通しで設定する。
- ライフイベントごとの予算額は現在価値で見積もり、キャッシュフロー表の作成においてはその価額を将来価値で計上する。
解答
2
解説
1.は適切。バランスシートとは、現時点における資産と負債の状況を確認するための表です。資産および負債は作成時点の時価で評価します。
なお、生命保険は時価の代わりに解約返戻金相当額(=今解約したら戻ってくるお金)で評価します。
2.は不適切。可処分所得は、年間の収入金額から社会保険料・所得税・住民税を差し引いた金額を使用します。民間の生命保険料を差し引くことはありません。
可処分所得=年収-(社会保険料+所得税+住民税)
3.は適切。将来の見通しは時間の経過とともに変わっていくため、キャッシュ・フロー表も定期的に見直す必要があります。そのさいに変動率や運用利率も適宜修正します。
4.は適切。将来価値は、現在価値に変動率(昇給率や物価変動率)を乗じて計算します。
田口先生
本問は、2017年5月試験の第2問とほとんど同じ問題です!
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