分野:リスクマネジメント

四択問題

 保険法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 保険法は、生命保険契約、損害保険契約だけでなく保険契約と同等の内容を有する共済契約も対象に含まれる。
  2. 保険契約者または被保険者になる者は、生命保険契約の締結に際し、保険会社から告知を求められた事項以外に保険事故の発生の可能性に関する重要な事項があれば、その者が自発的に判断して事実の告知をしなければならない。
  3. 保険契約者や被保険者が故意に告知義務に違反した場合、保険会社は、原則として、保険契約を解除することができる。
  4. 火災保険の超過保険契約があった場合に、その超過したことについて保険契約者および被保険者が善意でかつ重大な過失もないときは、その保険契約者は、原則として、超過部分について契約を取り消すことができる。



解答

2

解説

 1.は適切。保険法は、生命保険契約や損害保険契約だけでなく共済契約、少額短期保険契約にも適用されます。

 2.は不適切。保険契約者または被保険者になる者は、生命保険契約の締結にさいし、保険会社から告知を求められた事項についてのみ回答すれば足ります。聞かれていないことを自発的に回答する必要はありません。

 3.は適切。保険契約者や被保険者が故意または重大な過失により告知義務に違反した場合、契約開始日から2年以内であれば、保険会社は保険契約を解除することができます。

 4.は適切。「保険金額」が「保険の対象になる財産の保険価額」を超過するものを超過保険といいます。例えば…保険価額100万円のものに150万円の保険をかけているような状況です。

 ただ、保険には「利得禁止の原則」が適用されるため、上記の設例のように100万円のものに150万円の保険をかけていても、受け取ることができるのは最高100万円までで、超過する分の保険金を受け取ることはできません。

 以前は、保険契約者および被保険者の善意・悪意を問わず超過部分が無効となり、その分の保険料を無駄に支払い続ける必要がありましたが、保険法の改正により、善意でかつ重大な過失もないときは、超過部分について契約を取り消すことができるようになりました。