四択問題
分野:金融
経済指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 国内総生産(GDP)は、国内で一定期間内に生産された財やサービスの付加価値と海外からの所得の純受取りの合計額である。
- 景気動向指数は、生産、雇用などさまざまな経済活動での重要かつ景気に敏感に反応する指標の動きを統合し、景気の現状把握や将来予測をするための指標である。
- 消費者物価指数は、全国の世帯が購入する家計にかかる財およびサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定したものである。
- 全国企業短期経済観測調査(日銀短観)は、全国の企業動向を的確に把握し金融政策の適切な運営のために、統計法に基づいて行われる調査である。
解答
1
解説
1.は不適切。国内総生産(GDP)は、国内で一定期間内に生産された財やサービスの付加価値の合計額です。
国内で一定期間内に生産された財やサービスの付加価値と海外からの所得の純受取りの合計額は、国内総生産(GDP)ではなく国民総生産(GNP)です。
2.は適切。景気動向指数は内閣府が毎月発表しています。
景気動向に採用されている指数は「先行系列(景気に対して先行して動くもの)」「一致系列(景気に対してほぼ一致して動くもの)」「遅行系列(景気に対して遅れて動くもの)」の3つに分類することができます。
3.は適切。消費者物価指数は総務省が毎月発表しています。
なお、個人ではなく企業間で取引される財の物価変動を時系列的に測定したものを「企業物価指数」といいます(※日本銀行が毎月発表)。
4.は適切。日銀短観は日本銀行が年に4回発表しています。
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