2018年5月試験

FP2級 学科試験 2018年5月 問21(過去問解説)

四択問題

分野:金融

銀行等の金融機関で取り扱う預金商品に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. スーパー定期は、市場金利を基準として、各金融機関が預金金利を設定する商品である。
  2. オプション取引などのデリバティブを組み込んだ仕組預金は、一般に、預金者の判断によって満期日を延長できる。
  3. 貯蓄預金は、公共料金などの自動支払口座や、給与や年金などの自動受取口座として利用することができる。
  4. 決済用預金は、決済用預金以外の預貯金の預入残高および利息の額にかかわらず、1金融機関につき預金者1人あたり元本1,000万円およびその破綻日までの利息の額までに限り預金保険制度により保護される。



解答

1

解説

1.は適切。なお、半年複利型を利用することができるのは個人に限られます。あわせて押さえておきましょう。

  • 個人
  • 預入期間が3年未満:単利型のみ
  • 預入期間が3年以上:単利型or半年複利型
  • 法人
  • 預入期間が3年未満:単利型のみ
  • 預入期間が3年以上:単利型のみ

2.は不適切。オプション取引などのデリバティブを組み込んだ仕組預金について、満期日を延長するかどうかの判断は預金者ではなく金融機関が行います。

3.は不適切。貯蓄預金は、普通預金と同じように出し入れは自由ですが、公共料金などの自動支払口座や給与や年金などの自動受取口座として利用することはできません。

4.は不適切。「当座預金」や「利息の付かない普通預金」を決済用預金といいます。決済用預金はその全額が保護の対象になります。

なお、「利息の付く普通預金」や「定期預金」などの一般預金等に関しては、1金融機関ごとに預金者1人あたり元本1,000万円までと、その元本にかかる利息が保護されます。

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