2019年5月試験

FP2級 学科試験 2019年5月 問18(過去問解説)

四択問題

分野:リスク

医療保険およびガン保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 医療保険では、人間ドック等の治療を目的としない入院をし、異常が発見されなかった場合は、入院給付金を受け取ることができない。
  2. 更新型の医療保険では、保険期間中に入院給付金を受け取った場合、保険期間満了時にこの契約を更新することはできない。
  3. ガン保険の入院給付金は、ガンによる入院の1回の支払日数や通算の支払日数に制限はない。
  4. ガン保険は、責任開始までに一定の免責期間が設けられており、この期間中に被保険者がガンと診断確定された場合には、ガン診断給付金を受け取ることができない。



解答

2

解説

1.は適切。入院給付金は、病気やケガの治療のために入院した場合に支払われます。人間ドックや健康診断などの治療を直接の目的としていない入院は給付の対象外になります。

なお、人間ドックで異常が見つかり、医師の指示で精密検査のために入院する場合は、治療を目的とした入院になるため、所定の入院給付金が支払われます。あわせて押さえておきましょう。

2.は不適切。更新型の医療保険は、保険期間中に入院給付金を受け取ったかどうか、また、健康状態の良し悪しに関係なく(契約者からの申し出がない限り)契約は自動的に更新されます。

なお、更新後の保険料は更新時の年齢によって決まるため、通常は更新前の保険料よりも高くなります。

3.は適切。ガン保険の入院給付金は、入院初日から日数無制限で支払われます。なお、一般的な医療保険では、1回の入院での支払日数制限や保険期間を通じて累計した支払日数制限が定められています。

4.は適切。ガン保険には、通常、90日間または3か月間の免責期間が設けられています。免責期間中に被保険者がガンと診断確定された場合、ガン診断給付金は支払われません。

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