2019年5月試験

FP2級 学科試験 2019年5月 問9(過去問解説)

四択問題

分野:ライフ

日本学生支援機構の奨学金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 給付型奨学金を申し込む者は、所定の基準を満たせば、併せて貸与型の第一種奨学金および第二種奨学金を申し込むこともできる。
  2. 日本学生支援機構の奨学金と日本政策金融公庫の教育一般貸付(国の教育ローン)は、重複して利用することができない。
  3. 貸与型奨学金の返還が困難となった場合、一定期間の返還を猶予する返還期限猶予を申請することができる。
  4. 海外に留学する場合でも、所定の基準を満たせば、給付型奨学金や貸与型奨学金を利用することができる。



解答

2

解説

1.は適切。日本学生支援機構の奨学金には、返済義務のない「給付型」と返済義務のある「貸与型」の2種類があり、貸与型はさらに無利息の「第一種奨学金」と、利息付きの「第二種奨学金」の2種類があります。

  • 給付型(返済義務なし)
  • 貸与型(返済義務あり)
  • 第一種奨学金(利息なし)
  • 第二種奨学金(利息あり)

所定の基準を満たせば、給付型奨学金だけでなく貸与型奨学金の第一種奨学金および第二種奨学金に申し込むことも可能です。

2.は不適切。日本学生支援機構の「奨学金」と日本政策金融公庫の「教育一般貸付(国の教育ローン)」は併用可能です。

3.は適切。貸与奨学金の返還が困難となった場合は、以下の2つの制度の利用を申請することができます。

  • 減額返還:約束どおりの返還は困難だが、減額した金額ならば返還が継続できる場合に申請する制度
  • 返還期限猶予:現在返還が困難であるため、一定期間返還を待ってほしい場合に申請する制度

4.は適切。日本学生支援機構の奨学金には、国内向けだけでなく海外留学のための奨学金(給付型・貸与型)もあります。

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