四択問題
分野:ライフ
中小企業による金融機関からの資金調達に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 手形貸付は、借入れについての内容や条件等を記載した金銭消費貸借契約証書によって資金を調達する方法である。
- インパクトローンは、米ドル等の外貨によって資金を調達する方法であり、その資金使途は限定されていない。
- ABL(動産・債権担保融資)は、企業が保有する売掛債権等の債権や在庫・機械設備等の動産を担保として資金を調達する方法である。
- 信用保証協会保証付融資(マル保融資)の対象となる企業には、業種に応じた資本金または常時使用する従業員数の要件がある。
解答
1
解説
1.は不適切。借入れについての内容や条件等を記載した金銭消費貸借契約証書によって資金を調達する方法は、手形貸付ではなく証書貸付です。
手形貸付は、金銭消費貸借契約証書の代わりに約束手形を振り出して資金を調達する方法です。
2.は適切。資金の使途に制限のない外貨貸付をインパクトローンといいます。なお、資金の使途に制限がある貸付をタイドローンといいます。
3.は適切。Asset Based Lendingの頭文字を取ってABLといいます。ABLは、企業が保有する資産(売掛金・商品・機械設備など)を担保にして資金を調達する方法です。
4.は適切。信用保証協会保証付融資(マル保融資)を利用するためには、「企業規模(資本金・従業員数)」「業種」「区域・業歴」の3つについて一定の基準を満たす必要があります。
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