四択問題
分野:ライフ
中小企業退職金共済、小規模企業共済および国民年金基金に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 小売業に属する事業を主たる事業として営む事業主は、常時使用する従業員の数が100人以下である場合、原則として、中小企業退職金共済法に規定される中小企業者に該当し、共済契約者になることができる。
- 中小企業退職金共済の退職金は、被共済者が退職した日に年齢が60歳以上であるなどの要件を満たした場合、被共済者の請求により、退職金の全部または一部を分割払いにすることができる。
- 小規模企業共済の掛金月額は、共済契約者1人につき、3万円が上限となっている。
- 国民年金基金の給付には、老齢年金、障害年金、死亡一時金がある。
解答
2
解説
1.は不適切。中小企業退職金共済の加入要件のひとつである「常用従業員数」は、業種によって異なります。
小売業に属する事業を主たる事業として営む事業主は、常時使用する従業員の数が50人以下である場合、原則として、中小企業退職金共済法に規定される中小企業者に該当し、共済契約者になることができます。「100人以下」と規定されているのはサービス業です。
2.は適切。退職金の受取方法は、「一時払い」「分割払い」「一時払いと分割払いを組み合わせて受け取る一部分割払い(併用払い)」の3つの方法があります。
3.は不適切。小規模企業共済の掛金月額は、千円から7万円までの範囲内(500円単位)で自由に選択することができます。よって、上限は月額7万円です。
4.は不適切。国民年金基金の給付は、老齢年金と遺族一時金の2つがあります。障害年金・死亡一時金はありません。
FP2級 過去問解説 全問リスト
【試験回別】過去問解説
FP2級 過去問解説