FP3級の試験範囲

 FP3級は、学科試験・実技試験ともに以下の6分野から出題されます。

  1. ライフプランニングと資金計画
  2. リスク管理
  3. 金融資産運用
  4. タックスプランニング
  5. 不動産
  6. 相続・事業継承

学科試験

 FP協会・金財共通で、マークシート形式の○×問題・三択問題が30問出題されます。合格点は60点満点中36点以上(得点率60%以上)です。

実技試験

 FP協会は「資産設計提案業務」から20問が記述式で出題されます。合格点は100点満点中60点以上(得点率60%以上)です。

 一方、金財は「個人資産相談業務」「保険顧客資産相談業務」から1つを選択します。FP協会と同様に記述式の問題が出題され(問題数:5題15問)、合格点は50点満点中30点以上(得点率60%以上)です。

出題分野一覧表
学科試験 実技試験
FP協会・金財
(共通)
FP協会 金財
資産 個人 保険
A. ライフプランニングと資金計画
B. リスク管理 ×
C. 金融資産運用 ×
D. タックスプランニング
E. 不動産 ×
F. 相続・事業承継




FP3級の出題実績一覧表(PDFファイル)を無料配布中!

 2009年度から2019年度(2009年5月試験~2020年1月試験)までの詳細な出題実績をPDFファイルにまとめました。

 下記のリンクをクリックまたはタップすると別窓で表示されますので、ダウンロード・プリントアウトしてご自由にお使いください。

FP3級 学科試験(FP協会・金財共通)

FP3級 実技試験(FP協会・資産設計提案業務)

FP3級 実技試験(金財・個人資産相談業務)

FP3級の出題実績一覧

 以下の各表は「各分野の出題論点」および「2009年5月試験~2020年1月試験までの出題実績(出題回数)」をまとめたものです。

 なお、金財の実技試験は「個人資産相談業務」の出題実績をご紹介しています。

A. ライフプランニングと資金計画

学科
(共通)
実技
協会 金財
1. ファイナンシャル・プランニングと倫理 4 0 0
2. ファイナンシャル・プランニングと関連法規 29 31 0
3. ライフプランニングの考え方・手法 41 77 5
4. 社会保険 75 23 24
5. 公的年金 85 33 64
6. 企業年金・個人年金等 13 1 5
7. 年金と税金 0 0 1
8. ライフプラン策定上の資金計画 71 8 0
9. ローンとカード 12 0 0
10. ライフプランニングと資金計画の最新の動向 1 0 0

 学科試験は「社会保険」「公的年金」「ライフプラン策定上の資金計画」が頻出論点です。

 資金計画を立てるさいに必要となる6つの係数(終価係数・現価係数・年金終価係数・減債基金係数・資本回収係数・年金現価係数)や、キャッシュフロー表の読み方・計算方法をきちんと押さえておきましょう。

 実技試験(FP協会)は「ライフプランニングの考え方・手法」、実技試験(金財)は「公的年金」が頻出論点です。

 なお、実技試験は過去に出題された問題が(数字や設定を少しいじって)何度も繰り返し出題される傾向にあるので、過去問対策が非常に有効です。

B. リスク管理

学科
(共通)
実技
協会 金財
1. リスクマネジメント 2 0 0
2. 保険制度全般 41 2 0
3. 生命保険 135 44 0
4. 損害保険 123 37 0
5. 第三分野の保険 18 17 0
6. リスク管理と保険 11 0 0
7. リスク管理の最新の動向 0 0 0

 学科試験および実技試験(FP協会)は「生命保険」「損害保険」が頻出論点です。

 生命保険は、終身保険・定期保険・養老保険の特徴や違いを、損害保険は、火災保険・自動車保険・傷害保険の商品内容や賠償範囲などをきちんと押さえておきましょう。

 また、実技試験(FP協会)では保険証券の読み取り問題がたまに出題されます。記載事項から保険の内容を読み取れるように対策しておきましょう。

 なお、実技試験(金財)はこの分野から出題されません。

C. 金融資産運用

学科
(共通)
実技
協会 金財
1. マーケット環境の理解 56 25 3
2. 預貯金・金融類似商品等 22 1 1
3. 投資信託 47 14 8
4. 債券投資 50 3 24
5. 株式投資 59 27 35
6. 外貨建商品 26 1 12
7. 保険商品 0 0 0
8. 金融派生商品 7 0 0
9. ポートフォリオ運用 18 1 2
10. 金融商品と税金 9 7 14
11. セーフティネット 17 5 0
12. 関連法規 18 0 0
13. 金融資産運用の最新の動向 1 1 0

 学科試験は「マーケット環境の理解」「投資信託」「債券投資」「株式投資」などが頻出論点です。国内総生産(GDP)などのマーケット指標、投資信託の運用スタイルの違い、債券の利回りの計算、TOPIXなどの株式市場の指標をきちんと押さえておきましょう。

 実技試験は様々な論点から満遍なく出題されますが、中でも「債券投資」の債券の利回り、「株式投資」のPER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)の計算問題がよく出題されます。過去問や練習問題を使って計算方法や指標の意味をきちんと押さえておきましょう。

 また、近年はNISA(投資の非課税制度)に関する出題も増えています。NISA・ジュニアNISA・つみたてNISAの共通点や相違点などをまとめておきましょう。

D. タックスプランニング

学科
(共通)
実技
協会 金財
1. わが国の税制 9 0 0
2. 所得税の仕組み 32 5 14
3. 各種所得の内容 112 26 20
4. 損益通算 24 1 2
5. 所得控除 67 19 33
6. 税額控除 31 10 8
7. 所得税の申告と納付 52 6 20
8. 個人住民税 0 0 1
9. 個人事業税 1 0 0
10. タックスプランニングの最新の動向 0 0 0

 学科試験は「各種所得の内容」「所得控除」「所得税の申告と納付」などが頻出論点です。「10種類の所得」「青色申告ができる所得」「損益通算できる損失」の3つに関しては、以下の語呂を使って要点を暗記しておきましょう。

  • 10種類の所得:りはいふじきゅうたいさんじょういちざつ(→利配不事給退山譲一雑)
  • 青色申告ができる所得:ふじさん(→不動産・事業・山林の頭文字)は青い(→青色申告)
  • 損益通算できる損失:富士山上(→不動産・事業・山林・譲渡の頭文字)

 また、所得控除は医療費控除・配偶者控除・扶養控除から出題されることが多く、所得税の申告と納付は確定申告の必要があるかどうかをよく問われます。過去問や練習問題を使ってきちんと対策しておきましょう。

 実技試験は、源泉徴収票の読み取り問題がよく出題されます。給与所得の計算手順や税額控除の仕組みなどをきちんと押さえておきましょう。

E. 不動産

学科
(共通)
実技
協会 金財
1. 不動産の見方 35 8 22
2. 不動産の取引 68 0 19
3. 不動産に関する法令上の規制 98 34 31
4. 不動産の取得・保有にかかる税金 42 1 10
5. 不動産の譲渡にかかる税金 56 7 7
6. 不動産の賃貸 13 2 7
7. 不動産の有効活用 19 0 3
8. 不動産の証券化 0 0 0
9. 不動産の最新の動向 0 0 0

 学科試験は「不動産の取引」「不動産に関する法令上の規制」「不動産の取得・保有・譲渡にかかる税金」が頻出論点です。建築基準法は建ぺい率や容積率の計算方法を、都市計画法は区域別の制限やルールなどをきちんと押さえておきましょう。

 実技試験は建ぺい率や容積率の計算問題がよく出題されます。両者を混同しないように気をつけましょう。その他には不動産登記簿の記載ルールなども問われますので、過去問や練習問題を使ってきちんと対策しておきましょう。

F. 相続・事業承継

学科
(共通)
実技
協会 金財
1. 贈与と法律 17 0 0
2. 贈与と税金 66 14 24
3. 相続と法律 101 40 26
4. 相続と税金 83 3 34
5. 相続財産の評価(不動産以外) 19 0 2
6. 相続財産の評価(不動産) 42 7 10
7. 不動産の相続対策 0 0 1
8. 相続と保険の活用 1 0 0
9. 相続・事業承継の最新の動向 1 0 0

 学科試験は「贈与と税金」「相続と法律」「相続及び税金」が頻出論点です。

 贈与は配偶者控除や相続時精算課税制度、祖父母から住宅購入資金・教育資金の贈与を受けた場合の非課税措置、などの特例をきちんと押さえておきましょう。

 相続は法定相続や遺言に関する問題がよく出題されます。遺留分などの取り扱いも含めて、配分ルールをきちんと押さえておきましょう。

 実技試験(FP協会)は「誰が法定相続人になるか」「法定相続分はいくらか」「遺言があった場合の遺留分はいくらか」などの問題がよく出題されます。代襲相続や相続放棄のケースも含めて、きちんと押さえておきましょう。