正誤問題
分野:金融
外貨預金に預け入れるために、預金者が円貨を外貨に換える場合に適用される為替レートは、預入金融機関が提示するTTSである。
解答
◯(適切)
解説
為替レートには「TTS(対顧客電信売相場)」「TTM(仲値)」「TTB(対顧客電信買相場)」の3種類があります。
- TTS(対顧客電信売相場)とは、「Telegraphic Transfer Selling rate」の略語です。金融機関が顧客に外貨を売って円を買う時に使う為替レートです。
- TTM(仲値)とは、「Telegraphic Transfer Middle rate」の略語です。TTS・TTBの基準となる為替レートで、TTSとTTBのちょうど中間の値になります。
- TTB(対顧客電信買相場)とは、「Telegraphic Transfer Buying rate」の略語です。金融機関が顧客から外貨を買って円を売る時に使う為替レートです。
ここで使う「売る」「買う」は、顧客側ではなく金融機関側から見た「売る」「買う」です。逆に考えてしまう方が多いので、間違えないように気をつけましょう。
本問は、問題文に「預金者が円貨を外貨に換える場合に適用される為替レート」とあるので、金融機関側からすると外貨を売って円を買うことになります。よって、TTSの為替レートを使います。
田口先生
本問は、2021年1月試験の第14問とほとんど同じ問題です!
FP3級 過去問解説 全問リスト
【試験回別】過去問解説
FP3級 過去問解説