2019年1月試験

FP3級 学科試験 2019年1月 問12(過去問解説)

正誤問題

分野:金融

投資信託におけるパッシブ運用は、経済環境や金利動向などを踏まえ、ベンチマークを上回る運用成果を目指す運用手法である。




解答

×(不適切)

解説

パッシブ運用(インデックス運用)は、ベンチマークの動きに連動する運用成果を目指す手法です。日経平均やTOPIXに連動するインデックスファンドはこちらに分類されます。

経済環境や金利動向などを踏まえ、ベンチマークを上回る運用成果を目指す運用手法は、アクティブ運用といいます。

アクティブ運用は、投資スタイルにより「グロース型」「バリュー型」「トップダウン・アプローチ」「ボトムアップ・アプローチ」などに分類できます。

運用手法による分類
  • パッシブ運用(インデックス運用):日経平均やTOPIXなどのベンチマークの動きに連動する運用成果を目指す手法
  • アクティブ運用:経済環境、金利動向などを踏まえ、ベンチマークを上回る運用成果を目指す運用手法
  • トップダウン・アプローチ:マクロ的な環境要因等を基に国別組入比率や業種別組入比率などを決定し、その比率に応じて、個別銘柄を組み入れてポートフォリオを構築する手法
  • ボトムアップ・アプローチ:各銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって銘柄を選定し、その積上げによってポートフォリオを構築する手法
  • グロース運用(成長株投資):企業の成長性や収益性に特に着目して、組み入れる銘柄を選定する手法
  • バリュー運用(割安株投資):同業他社と比べて割安に放置されている銘柄を中心に選定する手法

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